枯れ女の自由奔放ライフ

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迷コンビ爆誕。宇宙戦隊キュウレンジャー18話感想。

 宇宙戦隊キュウレンジャー18話「緊急出動!スペースヒーロー!」感想です。

 今週は宇宙刑事とのコラボ物語。懐かしい面々が登場しました。

刑事と宇宙の救世主が、どういう風に事件を解決していくのかみものです。

セキュリティはどうなっている

開始10秒、いきなりラシンバンキュータマが奪われました。事件の経緯を全く説明しないところが、逆に潔いです。

キュータマを強奪したマーダッコはおそらく、

船内に侵入→キュータマ盗む→まんまと脱出

という行動を辿ったと思われます。船は一体どういうセキュリティをしてるんでしょうか。

船内に侵入を許したというのも問題ですが、機密物を安々と盗まれるというのが致命的です。よほど適当な場所にでも放置してたんでしょうか。これでは先代のビッグベアも浮かばれません。

無法地帯の出身者

メンバーはブラックホールに飲まれたマーダッコを追いかけ、別の宇宙へと飛ばされるてしまいます。そこには宇宙警察が治安を守る、もうひとつの地球がありました。

ラッキーとナーガはすぐさまマーダッコを発見。が、警官である十文字にストーカーと勘違いされてしまいます。

「ストーカー容疑で逮捕する!」

「タイホ……?」「ケイサツ……?」

警察用語が理解できない男二人。ジャークマターが全てを支配する世界では、そもそも警察という存在自体がありませんでした。

さらに別れてしまった司令・ガル・ハミイの3人も、ビザの意味が分からず現行犯逮捕される始末。まさに、無法地帯の出身が産んだ悲劇と言えます。

しかし治安組織や交通手形的なものが一切ないとは、逆に宇宙全体の管理が大変じゃないかと思います。敵の組織も、本気で宇宙を支配する気があるのか疑問になってきました。

ナーガ、撃沈

トーカー逮捕に燃える十文字が、ギャバンに変身。この男、本気です。

「俺と同じ銀色……!」

そして、メタリックシルバーが眩しいギャバンの出現に動揺を隠せないナーガ。キュウレンジャーの銀色担当は、ギャバンのピカピカに圧倒されてしまいました。

逮捕をなんとしても避けたいキュウレンジャーは、やむなくギャバンへ抵抗を試みます。ラッキーとギャバンは、お互い一歩も譲りません。

そのバトルの様子を、傍らでジッと見つめるナーガ。シルバーに圧倒されながれも、自分なりに問題の解決方法を探っていました。

ケンカを止めないといけない→こういうときはチュウサイだ!

ナーガの中で何かがヒラメキました。いざ、ラッキーとギャバンの間に割って入ります。

「二人とも、話し合えば……」

その結果、ヤロウ2人の本気の拳をまともに食らうナーガ。身を挺してバトルを終わらせました。

ナーガの声が聴こえないのはまだ分かりますが、目の前に出てきた男の姿形までスルーするとはただ事じゃありません。これは2人がよほどの視野狭窄か、ナーガの存在感が極めて薄いかのどちらかだと思います。

警官の素質とは

男3人が揉めている間に、マーダッコはまんまとその場から逃走。ナーガの尊い犠牲によって終わったバトルの後、ようやく十文字はそのことに気付きました。

「タコミさん……タコエさんだっけ?」

名前が記憶できてない十文字。挙句、名前なんてどーでも良いやと乱暴に締めくくりました。

参考人の名前を間違えるというのは、警官としての素質にも関わってくる重大問題じゃないかと思います。先代のギャバンは、十文字にその辺りの座学や試験などは受けさせなかったんでしょうか。

兄弟じゃない

その頃、逮捕された残りの3人は取り調べを受けていました。そこへブルーの犬、もとい署長であるボスがやってきます。

ガ「アニキー!」

司「ガルのお兄さんですか、弟さんにはお世話になっています」

ボ「こちらこそ弟が……」

突如始まる、狼・龍・犬による小芝居。ノリツッコミが過ぎます。

ガルがボスとの出会いを喜んだ一番最初のくだりで、「本当にガルにはお兄さんがいたんじゃ?」と勘違いさせられた視聴者は少なくないはずです。ブルー&イヌ科という共通項があるので、紛らわしい事この上ありません。

ちなみにサイトのボスの紹介ページを見ると、「ガルのお兄さんではない」としっかり明記されていました。視聴者が勘違いしっぱなしにならないように配慮された、安全設計です。

セキュリティとは何なのか

ようやく誤解が解け、マーダッコの追跡に向かおうとする一同。が、マーダッコは一足先に、警察の宇宙船を乗っ取って逃走してしまいまいした。

おそらくここでも、

警察署に侵入→船に侵入→船を起動させて逃走

というルートを辿ったんだと思われます。哀しくも、セキュリティが甘いところは宇宙警察も同じでした。

レンジャーと警察の絆

何とかマーダッコを撃破し、無事にキュータマを取り戻したレンジャーと警察。共に戦った一同の間には、深い絆が生まれていました。

ナ「いいコンビだ……」

赤&ラ「後輩!」「先輩!」

ボ「オッキューは論外だな」

そんななか、ボスがキュウレンジャーの闇に容赦なく切り込んできました。

視聴者があえて声を大にして言わなかったことを、自ら突っ込む公式。どこまでも攻めの手を緩めない、キュウレンジャーの制作スタッフでした。

残された仲間達がやっていたこと

キュータマも戻ってきたところで、ようやく自分たちの宇宙に帰ってこられたレンジャー一同。宇宙を股にかけた、壮大で過酷なミッションでした。

「おまたせ、たこ焼きだよー♪」

ラッキー達が警察に追われたりしている間、オリオン号に残されたメンバーがやっていたのはたこ焼きパーティの準備でした。

物資が慢性的に不足しているこちらの宇宙では、たこ焼きの材料を集めるのも簡単ではないはずです。

メンバーが帰ってくるまでに材料をかき集めるのも大変だったと思いますが、そのエネルギーはまずミッションの成功確率を上げることに注いだほうが良かったんじゃないでしょうか。

 

宇宙警察との絆を胸に、キュウレンジャーは戦い続けます。今後は機密物や組織のマシーンを盗まれないよう、警備が厳重になることを祈ります。

来週は、ゴルフのために1週休みです。間違って早起きしないように気を付けないといけません。