戦兔の正体が明らかに?仮面ライダービルド第5話感想。
仮面ライダービルド第5話「危ういアイデンティティー」の感想だ。
秘密基地の壁に眠っていた、パンドラボックスのパネル。マスターへの疑いが一気に強まる。
果たして、マスターの真意はどこにあるんだろうか?
あらすじの適役とは?
今回から時間が変わったので、新視聴者に合わせてあらすじも丁寧に解説する。
「それでは早速、物語の舞台となる東都では……」
いつものヤロウ2人だと収集がつかないので、今週はマスターの石動が登場。長いあらすじをコンパクトにまとめてくれた。
いっそ来週からも、この人があらすじ担当の方が分かりやすいんじゃなかろうか。
アイドル止めろ
マスターがパネルを持っていたのは、娘の美空をファウストから助けるときにちょろまかしたものだったらしい。
というかマスター、なぜそんな重大事を1年も黙っていたのか。ここにきて、大事なことをサラッと話すだけで終わりにするのはご勘弁いただきたい。
「じゃあお前が引きこもってるのも……」
「ファウストに狙われるから!」
現実の世の中で狙われている一方、ネットアイドルとして超有名人の美空。ネットの活動も早く止めた方が身のためじゃなかろうか。
特にこの喫茶店のセキュリティのザルさを考えると、いつさらわれもおかしくなさそうだ。
プライバシーゼロ
ついでに何の前触れもなく、戦兔の過去の手がかりを紗羽がつかんでくる。
「でも、なんで分かったの」
「あなたの写真をネットにばらまいたら……」
ネットアイドルもどうかと思ったが、ファウストから逃げ出した男の写真をネット上にばらまくのも危険じゃないのか。
どうもライダー組は、自分たちの身の上がいかに危険かを自覚してなさそうで危なっかしい。
知らない方がよかった
果たして戦兔は、どんな過去を持つ人物だったのか?
「アニキ~!!!」
早速、メガネでツナギの変な舎弟が現れた。この時点で嫌な予感しかしないが、情報を聞くだけ聞くしかない↓
・本名はサトウタロウ
・住まいはボロアパートのゴミ屋敷
・ツナギーズというバンドをやっていた
・売れたらビル1000軒買うとかのたまっていた
聞けば聞くほど明らかになる、戦兔のしょうもないプロフィールの数々。こんな過去なら、いっそ知らずにいた方がマシだったかもしれない。
ここから物語的に考えて、
・サトウタロウの人生も仮のものだった
・実は戦兔のクローンがたくさんいる
のような展開がぜひともあってほしいところだ。正体が単なる貧乏バンドマンなど、哀しみ以外の何ものでもない。
貧乏人の末路
しかし売れないバンドマンのサトウタロウが、何故にファウストの魔の手に引っかかってしまったのか?
「新薬のバイトに行くっていって、それきりッス!」
このパターン、元ボクサーの某指名手配犯もバイトがきっかけで捕まっちゃいなかったか。
この分だと東都で金に困っている庶民は、かなりの割り合いで人体実験に巻き込まれているかもしれない。貧乏人はいつだってリスクまみれだ。
カフェとは
一方、美空と龍我はお尋ね者同士、大人しくカフェに引きこもっていた。
「なんで缶コーヒーなんだよ!」
「お父さんのコーヒーよりマシでしょ」
缶コーヒー>>>>お父さんのコーヒーという哀しき図式。どうりでいつも客がいないわけだ。
やはり石動家の財政は、美空の肩にのしかかっているとみて間違いあるまい。親父もせめて深夜バイトくらいしろと思う。
控えめに言って外道
舎弟の立弥、ファウストに捕まってスマッシュにされてしまう。が、毎度おなじみのビルドが、成分を抜き取って元に戻す。
「スマッシュに戻せば、ヤツ等のアジトが分かる……!」
龍我、まさかの裏切り。スマッシュを泳がせてファウストの居所を突き止めようとする。
これまで戦兔が言っていた「人助け云々」の話を、コイツは聞いてなかったのか。控えめに言って外道の極みである。
せっかく助けてもらえたのに、またスマッシュに戻ってしまった舎弟。龍我、必死すぎである。
そろそろ冤罪一辺倒では無理が出てきた気がするので、もうちょっと新たなネタがほしいところだ。