龍我、無謀な外出。仮面ライダービルド第9話感想。

仮面ライダービルド第9話「プロジェクトビルドの罠」の感想だ。

葛城のデータを無事手に入れた戦兔。そこに記されている機密とはなんなのか？

ついに明らかとなる、ビルドの謎とは？

適当

「戦兔ってマスターが付けたんだろ？」

「ラビットとタンクから取ったんだ」

「桐生ってのは……」

「近所の理髪店がバーバー桐生だったから！」

戦兔の名前、ものすごく適当な由来だった。

しかしそれでも、サトウタロウという超手抜きネームに比べればマシかもしれない。偽名感が満載である。

See You

葛城のデータの中身は、ビルドの紹介動画だった。

「See You！」

葛城、ノリがYouTuberだった。

機密データだから中身はなにかと思ったら、ほぼ100％新商品のプロモーションだ。これのために2週間もかけたのかと思うと哀しいものである。

閉店の危機

動画のことを知ったマスター、いきなり変な語調で話に割り込んでくる。

「そのイラつく喋り方はなんだよ」

「バイト先の子に教えてもらったんだ！」

カフェのバイト店員ではなく、バイト先の同僚である。やはりカフェの稼ぎでは食えていなかった。

秘密基地を隠すだけなら、わざわざカフェじゃなくてもよかろう。いっそ店じまいした方が生活が楽になるかもしれない。

あと少し

ビルドの力を使いこなすには、ネビュラガスに適応しないといけない。が、それをクリアできる人間は少なかった。

「仮面ライダーには、ハザードレベル3以上で変身できる」

先週聞いたところによれば、龍我のハザードレベルは2.4。あと0.6必要だ。スマッシュを戦って経験値を稼げばいいのか。

なんだろう？

葛城を擁護する戦兔と、マイペースな美空にイラ立つ龍我。

「お前らなんなんだよ！」

強いて言うなら、半ニート・引きこもり・非正規雇用の男やもめだろうか。少なくとも、まっとうに暮らす一般市民ではない。

丸腰100％

成果が出なくて焦る幻徳、なぜか銭湯に出没する。するとそこに、現れる、謎の会長が姿を表す。

「ご無沙汰しています！」

「パンドラボックスを奪え」

真昼の銭湯で繰り広げられる超機密の会話。番台の親父にでも聞かれたらどうする気なのか。

そもそも銭湯などで会談したら、いざというとき逃げるのが大変じゃないのか。幻徳も地味に苦労人だ。

出るな

年頃の女の子として、色々なことに興味を持つ美空。が、ファウストに狙われる身の上として、外に出ることはできずにいた。

そんな美空に対して、龍我が男気を見せる。

「行ってみるか！」

お前、美空以上に外に出ちゃいけない存在じゃなかったか。

戦兔にくっついて色々なところへ出向いたせいで、指名手配犯としての自覚がなくなってしまったのか。真っ昼間からのん気に、オープンカフェでパンケーキを食べる逃亡犯はほかにいまい。

オタクの五感

龍我と美空が無謀な外出を楽しんでいるところ、あからさまなオタクとすれ違う。

「みーたんの声がした！！」

オタク、好きなことには五感が研ぎ澄まされる習性であった。

龍我と美空がうろついていたのは原宿・青山あたりのおしゃれスポットだと思うのだが、そんな場所をオタクファッションでうろつくオタクがどこまでいるのか。よほど貴重なイベントでもあったんだろうか。

こっちのセリフだ

やはりというか何というか、ナイトローグに見つかってしまう美空。龍我が立ち向かうも、全く歯が立たない。

そこへ、いつもの調子でスタークが割って入る。

「俺に内緒で勝手なマネすんなよ」

ナイトローグからしたら、「お前にだけは言われたくねえ」だろう。

自分は勝手なマネをしても、人が勝手なマネをするのは許せない。それがスタークである。

忘れてた

ファウストは、研究所に保管されているパンドラボックスを奪おうと画策していた。計画が着々と進んでいることに、謎の会長もとい難波重工の会長もほくそ笑む。

「これが仮面ライダーの新しい写真です」

そして、その隣にちゃっかり居座る紗羽。最近姿が見えないと思ったら、こんなところにいたのか。

仮面ライダーの情報を流すスパイに見せかけた、逆スパイ活動か。ライダー一味のなかだと一番目立たないが、実は一番の苦労人じゃないかと思う。情報屋は大変である。

何となく

スマッシュに変身した同僚を追って倒した戦兔。が、それは、戦兔を研究所から遠ざけるためのワナだった。

「葛城巧は生きている！」

まあ、何となく察しはついていた。しかも、結構身近に潜んでいる気がする。

 

紗羽の正体がスパイだったり葛城が生きていたり、いきなり色んな情報がてんこ盛りであった。この広げた風呂敷を、今後どうたたんでいくのか？

気になるが、来週は駅伝で休みだ。1週間休んで英気を養うとしよう。