枯れ女の自由奔放ライフ

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社畜が止まらない。仮面ライダーエグゼイド34話感想。

仮面ライダーエグゼイド第34話「果たされしrebirth!」感想です。

元恋人の小姫を復活させるべく、壇政宗に雇われることとなった飛彩。CR一同に立ちはだかります。

闇落ちまでして恋人を蘇らせようとする飛彩の執念は、果たして報われるんでしょうか。

やっぱりブラック企業

小姫を蘇らせることを条件に、飛彩を働かせる政宗。飛彩は早速、クロノスを守るという大事な仕事を果たしました。

「他にもやってほしいことがある」

仕事が終わったところで、さらに新たなる仕事を押し付けてくる社長。そう簡単には報酬を与えません。

飛彩としてはCRにいるよりも確実に恋人が蘇ると考えたから、社長の側に付いたんだと考えられます。が、政宗はCR以上のブラックである可能性がますます高くなりました。

転職がそう簡単に成功しないのは、仮面ライダーも同じでした。世知辛い世の中です。

 

病むCR一同

飛彩が裏切りは、CR一同に暗い影を落としています。特にグラファイトを倒し損ねた過去を持つ、大我のショックは大きなものでした。

大我「俺だけ恨んでいれば良かったのに」

飛彩「小姫の笑顔を……」

男二人の己を責める心が、大我→飛彩→小姫という何とも奇妙な三角関係を生み出しました。もはやこの男二人には、他の人達のことは見えていません。

しかしこのままだと大我まで闇落ちしかねないので、ニコには頑張ってもらいたいところです。

さらに残りのメンバーも、この予想外の事態に苦悩していました。

永夢「飛彩さん……」

院長「飛彩に限って……」

黎斗「私の敵は、私の才能……!」

約一名ほど違和感を覚える人物がいなくもありませんが、取りあえず気にしないことにします。

皆が吹っ切れたらどうなるのか?

飛彩と大我には、かなり思いしがらみを感じます。もし、二人が自由に吹っ切れたらどうなるんでしょうか。

飛彩「小姫を復活させないのならもう仕事はしない!」

大我「元カノのことなんて忘れちまえ!」

 

余計に事態が収束しなさそうです。が、これはこれで清々しいかもしれません。

いっそ、自分の才能と戦うのに夢中の男のように自由に振る舞えたら、人の人生はもっと楽しくなるような気もします。

 

もはや社畜

クロノスも守って永夢からゲーマドライバーも強奪してと、飛彩は相当頑張りました。政宗も流石に、これ以上恋人に会わせないわけには行かなくなりました。

所有するデータを使って、政宗は小姫を蘇らせました。

「世界一のドクターになって。世界一の……」

蘇らせるとは言ったが、自我まで復活させるとは言ってない。小姫は確かに復元されましたが、同じセリフをオウムのように繰り返すだけの存在でした。

「これ以上の報酬を望むなら……」

小出しの報酬に対し、どんどんハードルが上がる労働条件。まさしくブラックに良くある手口と言えます。

かと言って今さら引き下がっては、これまでの努力が無駄になってしまいます。飛彩にはもはや、恋人復活だけが希望です。

引くも地獄、進むも地獄。政宗の巧みなる社畜化システムにゾクッとなりました。

今週のグラファイト

最近すっかりなりを潜めていたバグスター。流石に今週は打倒クロノスに燃えています。特に、二人の男を悩ませる元凶であるグラファイトは無視できません。

「……ムシャッ」

CRに乗り込み、おもむろにケーキをつまみ食いして去っていきました。この場に飛彩がいたら修羅場だったかもしれません。

しかし、今週の見せ場がケーキを食べるところだけでは流石に引き下がれません。クロノス攻略の鍵である、ゲムデウスのウィルスを培養する役目に周りました。

ゲムデウスとは……

そして満を持して、クロノスと対決するバグスターズ。秘密兵器はもちろん、グラファイト特性のゲムデウスウィルスです。

戦いの最中、苦労のかいあってクロノスのポーズ技を封印することに成功しました。

「レーザーターボの力で、ウィルスを消去した」

が、身体を張ったグラファイトの努力は、5秒で泡と消えました。クロノスは抜け目がありません。

しかしゲムデウスも、一応は仮面ライダークロニクルのラスボスのはずです。こんな簡単に対応可能なラスボスで、果たしてプレイヤーは満足できるんでしょうか。

案外にクロノスを手に入れるところまでがクライマックスで、その後のラスボス戦はエキシビションみたいなものという可能性もありそうです。

 

レーザーターボの復活により、さらに状況は混乱してきました。政宗フィーバーはとどまるところを知りません。

来週こそは、クロノス攻略の光が見えることに期待します。