枯れ女の自由奔放ライフ

枯れ女ミニマリスト・弥生の日常を綴ります

裏ボス降臨。劇場版・仮面ライダーエグゼイド感想。

劇場版・仮面ライダーエグゼイド「トゥルー・エンディング」の感想だ。

果たして真のエンディングでは、CR一同はどのような結末を迎えたのだろうか?

※以下、ネタバレがあるのでご注意ください。

親父はどこへ?

突如、謎の忍者集団に一般市民が襲われる事件が発生。裏で糸を引いているのは、TV版で意味深なコメントを残して去っていった、カタコトの日本語を操る社長だ。

TV版で猛威をふるった壇の親父は、真のエンディング版では影も形も無い。映画版では、親父は果たしてどこにいるんだろうか。

・TV版の後日談の場合→親父は消滅している

・親父がリセットし損ねた世界の場合→CR一同にシバカれたのち刑務所送りにされた

まだTV版が最終回をむかえていないので、どちらなのかまだ謎だ。もしTV版の後日談だったら、最終回を観た後に映画館に行く人が増えるかもしれない。

しかし特撮の劇場版は上映期間が短いし上映する映画館は少ないしで、地味に苦労させられる。9月以降はやらない劇場もあると思うので、気になる方はお近くの映画館に問い合わせておくと良いんじゃなかろうか。

VRの世界

謎の忍者に襲われた人々は、皆VRの世界に閉じ込められている。そこでは、各人がそれぞれの役割を与えられていた。

大我→無駄にキザな体育教師

ニコ→小学校の児童

飛彩→親バカの父親

かなり無理があるキャスティングだ。特にJKのニコに小学生と一緒に運動会で走らせるというのは、相当なチャレンジではなかろうか。

しかも今ではすっかり見なくなったブルマスタイルにする辺り、スタッフの深すぎるフェチを感じる。これで親御さんからの苦情などは来なかったんだろうか。

水落ちしたり妙なコスプレをさせられたりと、特撮ヒロインはなかなか過酷である。

何があった

永夢はVRに閉じ込められた人々を助けるべく、自分もVR空間へと向かう。ゲームをプレイ中の永夢を守るため、黎斗などがオトリになって敵を引きつける。

「残りライフ、1か……」

99もあった残りライフも、ついに1。ずい分減らしたものである。

しかしTV版では過労死が過ぎたりゲムデウスワクチンの実験台になったりでライフを散々消耗してきたので、さもありなんか。

落書きで攻略

攻略の切り札は、黎斗が作った「ゲームを作るゲームドライバー」だ。このドライバーを使うと、ゲーム内で描いたものがそのまま実体化する。

永夢の描いたお手製ロケットが、相手忍者を追い詰める。落書きが思いのほかカワイくて、シュールな光景だ。ぜひ他のCR一同にも使ってみてほしかった。

記憶は残ってる

永夢の活躍により、VRの世界は壊された。しかしVRの世界での出来事は、皆どこまで覚えているんだろうか。

「そばに居てやれ。一緒に1位とった仲だろ」

あのカオスな運動会での出来事を、皆バッチリ覚えていやがった。

カッコつけて「バーン」とかやらされた大我や、ブルマで徒競走させられたニコにはとんだ黒歴史じゃなかろうか。顔見知りの目撃者がポッピーくらいしかいなかったのが、不幸中の幸いかもしれない。

エグい攻撃方法

この落とし前は、事件の黒幕であるマキナビジョンの社長を締め上げるしかない。が、社長はゲムデウスの力を得て、凄まじい猛攻を仕掛けてくる。

人サイズのライダーに対して、巨体を活かしたパワー差で圧倒。巨大な剣フォームでこちらを全力で突き刺しにくるなど、攻撃方法がエグい。

壇の親父もエグいヤツだったが、この社長も相当だ。この世界の社長は、極度のSしかいないのか。

やっぱりもぐり医者

色々と苦労させられたが、裏ボスも無事に倒すことができた。これでようやく、CR一同も落ち着くことができる。

元々から病院勤務だった永夢・飛彩・貴利矢はそのまま働き口があるが、無免許医の大我は果たしてどうなるのか。

「ここでバイトすんなら白衣着ろ」

大我、ニコと一緒にゲーム病のクリニックを開設していた。やはり正規の医者として復帰するのは無理だったのか。

だったら聖都大附属病院にゲーム病の外来を作っても良かったんじゃないかと思うが、やはり免許がないから病院勤務はだめだったんだろう。散々CRに協力させてきた病院側としても、大我が免許を再び取れるよう援助するくらいしても良い気もする。

続きは年末で

TV版に先駆けての、劇場版でのエンディング。これで終わりかと思うと寂しいものである。

が、平和が戻ったかに思えた街に、突如バグスターが大量発生。現場に駆けつけると、仮面ライダービルドに戦いを挑まれた。

ビルドはエグゼイドの成分を採取するなど、やることをやったらさっさと去っていった。映画の最後で、謎とモヤモヤを観客に与えていきやがった。

そしてその続きは、年末の「ビルド×エグゼイド」の映画でやる予定だ。東映のPR手法も、地味にエグい。