枯れ女の自由奔放ライフ

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ナーガ、ハジケる。宇宙戦隊キュウレンジャー第26話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第26話「闇の戦士、ヘビツカイメタル」の感想だ。

先週フクショーグンを倒したと思ったら、また新しいフクショーグンが出てきた。レンジャーの中でも一番単純無垢な、ナーガに魔の手が迫る。

キュウレンジャー一同、襲い来るピンチをどう切り抜けるのか?

 後にしようか

「俺は今、悩んでいる……」

物語の初っ端から一人、物思いにふけるナーガ。己に感情がないことが、近頃特にコンプレックスのようだ。

が、それは巨大ロボ戦の最中にやることではあるまい。どれだけ周りが見えなくなってるんだろうか。

この分だと普通の戦闘時はもちろん、食事や船の運転のときもボンヤリしてたんじゃなかろうか。一人でほっつき歩かせたら小石に躓いたり穴に落ちたり車に引かれそうになったりと、目が離せなさそうだ。

らしさとは何か?

そんな落ち込むナーガに対し、ハミイは明るく励ます。

「ナーガらしくないよ!」

では、普段のナーガは今までどんな感じだったろうか。

・無理やりの作り笑顔

アクダイカーンに騙され洗脳されかかる

・メタリックなギャバンに対してジェラシーを燃やす

・バランスと一緒にアゲアゲになる

・船に不法侵入したツルギに対して不信感を募らせる

うん、意外と面白い奴だった。感情が無いと自称する割に、なかなかバラエティ豊かな男である。

無謀

それでも立ち直らないナーガに対し、ハミイは続けてアドバイスする。

「自分で考えて、色々チャレンジしなさい!」

どう考えても嫌な予感しかしない助言である。

ナーガみたいな奴は、思いつめると何をしでかすか分からない。自分で考えて行動させちゃ一番いけない人種である。

平和か?

ナーガの一族は元々感情が豊かだったが、それが争いのタネになった歴史がある。

「感情を捨てることで、平和を保ってきた……」

その結果、一族皆ナーガみたいなヤツとなった。

ナーガは一人だと面白いが、同じようなヤツが何百人と集まったらどんな事態が巻き起こるんだろうか。

ボーッと歩いてて通行人同士がぶつかったりやたらと忘れ物が多かったり、それはそれで大変そうだ。

荒療治

そこへフクショーグンのアキャンバーが来襲。一般市民の感情を解放し、辺り一帯を混乱に陥れる。

敵なら蹴散らせば済むが、相手は非戦闘員。この事態にレンジャーはどう対処するのか。

・哀しみの感情で泣き止まない人たちの場合→「踊れ!」

・笑いながら辺りを破壊して回る人たちの場合→「眠れ!」

結構強引な治療法だった。特に、いきなりキュータマダンシングをさせられた人たちはその後大丈夫だったか心配である。

扉を開けてしまった

キャンバーの能力を目の当たりにし、ナーガは感情を開放させる決意をする。一人アキャンバーの元へ赴き、感情を解き放つよう頼み込む。

「目が覚めたようだ!!」

結果、やたらとテンションの高いビジュアル系の男が爆誕した。

感情を封印するとボーッとするし、感情があると危なくなる。なかなか悲惨な運命を背負わされた一族である。

闇の力を得たナーガはヘビツカイメタルに変身。そのままアキャンバーと一緒にどこかへ去ってしまった。

しかしやたらとルンルンだし、本人は極めて楽しそうだ。このままの状態でレンジャーのもとに戻ってくるという展開も、見てみたくもない。

ラプター得か?

ハジケたナーガをなんとかしないといけないので、全員で過去へ行くことはできなくなった。ラッキー・バランス・ハミイ・ガル・コタローの5人が、現代に残ることになる。

「私は船の運転があるので……」

乙女のラプター、残りのヤロウ5人と一緒に過去へ行くことを選ぶ。

メンバーは上司・優等生・オレ様・ツンデレ・荒くれロボと、妄想に不足はなさそうだ。

凝りてない

来週はナーガサイドではなく、過去へ行ったメンバーの話だ。

「オリオン号に侵入者が……」

コイツ等、どれだけ船に不法侵入されればセキュリティを見直す気になるのか。

いい加減、本部へ予算申請をした方が良いんじゃなかろうか。

 

一週で終わると思ったが、ナーガの闇落ちは意外と長引きそうだ。バランスとのBNコンビの復活が、今から待ち遠しいところである。