ナーガが二人いる。宇宙戦隊キュウレンジャー第28話感想。
宇宙戦隊キュウレンジャー第28話「怪盗BN団、解散…」の感想だ。
アキャンバーの策により、ハッチャケてしまってナーガ。すっかりビジュアル系みたいな奴になってしまった。
タイトルからして不吉な予感がプンプンのキュウレンジャーだが、バランスとナーガはどうなってしまうんだろうか。
フェイント
いつもどおり始まった、オープニングのキュータマルーレット。今週は何色が出てくるだろうか。
「キュータマじゃない!?」
「仮面ライダービルドよろしく!」
まさかのフェイントを入れてきやがった。これだから東映は油断ならない。
今後もどこかで、ビルド回などが入ってくるかもしれない。
それで見つかるか?
現代と過去に別れて、それぞれの目的を果たすキュウレンジャー。現代組は、ナーガ探しに余念がない。
「ナーガ見つからないね~」
首を伸ばして高いところからキョロキョロ見回すだけでは、確かに見つかるまい。
もっとバランスのハイテクを駆使して、監視カメラにハッキングするなどの方が発見の確率も上がるんじゃなかろうか。手に入れたキュータマは取りあえず使わないといけないのが、レンジャーの宿命である。
バランスの受難
しかしそのうち、ナーガの方からやって来てくれた。バランスは相棒の説得を試みるが、こっぴどくはねのけられる。
「コンビは解散だ」
ナーガの言葉に、バランス放心。このロボ、エリスに振られたときより傷ついちゃいないか。
それでも諦めず、いつものハイタッチ作戦に出る。
「バカにしてんのか!?」
結果、足を思い切り攻撃され負傷。太ももに空いた穴が、実に痛々しい。
コンビも一方的に解散されるわ痛めつけられるわで、いつもの業界用語が飛び出すスキもない。結構フビンな役回りが多いロボだが、今回は本当にかわいそうだ。
女装?
パワーアップしたナーガに歯が立たないレンジャー一同。あわや全滅かというところで、ナーガと同じ顔の女に助けられる。
「私はエキドナ……」
女性なのにゴツい。へびつかい一族でも、女には生まれたくないなと思ってしまった。
どうせゴツいなら、いっそ声もナーガと一緒で良かったかもしれない。ナーガのオネエ言葉を地味に期待していたので、残念である。
冷静な一同
一方、過去組はタイムワープに成功。ツルギとドン・アルマゲの最終決戦の場に居合わせる。
「オレ様は確かにドン・アルマゲを倒している……!」
その間、目の前で仲間のクエルボが死ぬなど色々ひどいことが巻き起こっているが、実に冷静な奴らである。
もしこの場にラッキーやガルが居合わせたら、敵の前に飛び出していたかもしれない。皆で過去に飛ばなくてよかった。
セキュリティ……
バランスとナーガの出会いは、バランスがへびつかい座へ盗みに入ったことがきっかけだった。
「俺は感情が欲しい」
「僕が教えてあげるよ♪」
コンビ結成の原点は、バランスのでまかせであることが判明。軽薄な性格のツケで、仲間に大迷惑をかけるハメとなった。
そしてナーガはナーガで、昔から疑う心が無かった。おかげで仲間が寝返ってお宝を盗まれるなど、被害は甚大だ。やっぱり感情は捨てれば良いってもんじゃない。
意外と尽くす性格
ナーガを取り戻すべく、戦いを挑むバランス。ナーガに激しい痛みを与えようとする。
「君だけに痛い思いはさせない!」
バランス、ナーガと一緒にイテキュータマの攻撃を被弾。
あんなに軽い性格だった奴が、むしろ尽くす性格に変わってしまいやがった。バランス、どこまでナーガ愛が深いのか。
色々世話を焼いたり一緒に盗みに入るうち、バランスの方がナーガに入れ込むようになってしまったのか。ナーガは罪なヤツである。
まさかの全滅
それでもナーガは元に戻らず、アキャンバーに連れて行かれてしまう。そんななか、オリオン号からの救難信号が届く。
現場に駆けつけてみると、まさかのオリオン号大破。過去組は全滅してしまった。
ナーガの闇落ちでただでさえ忙しいのに、一転レンジャー崩壊の危機。夏休みが明けたからって、いきなり飛ばしすぎで戸惑うばかりである。
女装したナーガの出現以上に、色々と衝撃だった今週。BN団の復活が今から待ち遠しいところである。