枯れ女の自由奔放ライフ

枯れ女ミニマリスト・弥生の日常を綴ります

オリオン号、シブい。宇宙戦隊キュウレンジャー第32話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第32話「オリオン号よ、永遠に!」の感想だ。

これまでずっと、陰ながらレンジャーを支えてきたオリオン号。流石にそろそろ限界が近いようだ。

オリオン号に思い入れの深いラプターは、この試練をどう乗り越えるんだろうか?

冒頭からBNコンビ

ジャークマターから、無事に戻ってきたナーガ。ついでにドン・アルマゲの居場所までつかんでいた。

南十字座……」

「……!」

「らへん」

「ナイスボケでーす♪」

冒頭からBNコンビが生き生きしている。ナーガの天然ボケも冴えわたって安心した。

兄貴

司令がいないので、レンジャールーレットを回す人間がいない。代わりにツルギが回すことになる。

「ルーレット・ザ・チャンス!」

「タマッタマッタマッタマッ♪」

「アニキまで……」

いきなり、キャラが変わるツルギとスティンガー。

百歩譲ってツルギが踊りだすのは分かるが、なぜお前まで加わる。コタローのつぶやきにも哀愁を感じざるを得ない。

家電の復讐

レンジャーが駆けつけると、家電が一般市民を襲っている。どうやら、自称天才科学者のどーギュンの仕業らしい。

「なんてこった!」

炊飯器に頭をかじられるツルギ。すさまじくシュールな光景だ。

掃除機に吸い込まれたり洗濯機に目を回されたり、地味ながらダメージが大きそうなところが辛い。なんとなく、資源は大事にリサイクルしないとなと思わされる。

デリカシーゼロ

ラプターは、限界が近いオリオン号をドーギュンに直させようと考えていた。オリオン号は、大事な仲間だといって聞かない。

「ただの船だろう。流石に妄想が過ぎるぞ」

ツルギ、言っていいことと悪いことがあろう。デリカシーゼロの発言で仲間の非難を一身に浴びる。

娘のユメをうっかり壊して、家族から苦言を呈されるお父さんのような哀愁を感じた。

おじさま

ドーギュンの悪あがきにより、合体した巨大モライマーズがチキュウに迫る。すると突然、オリオン号が突撃してモライマーズと共に自爆してしまう。

「おじさま!!」

「Good Luck……!」

オリオン号、最高にシブい散りザマを見せつける。オリオン号も、ジェームズ・キャメロン監督の某有名映画を観たことがあったんだろうか。

ナーガも、しみじみオリオン号を振り返る。

「あんなにボロボロだったのに……」

これまで異次元に飛ばしたり過去に飛ばしたり、散々ムチャな運転をしてきた結果だろうか。オリオン号こそ、レンジャーに復讐を企ててもおかしくなかったかもしれない。

宿なし

「ありがとう、オリオン号!!」

オリオン号がなくなったことで、宿なしになってしまったレンジャー一同。しょうがないから、しばらくはツルギが根城にしていた橋の下にいくしかないだろうか。

 

数々のピンチを共に乗り越えてきたオリオン号、大活躍の末に大破。こんなシブいレンジャー基地は、歴代でもなかなかなかったと思う。

が、そんなしみじみしているところに、さっそく新しい船が出てくるという周到さだ。年末に向けての戦略も欠かせないし、世知辛いところだ。