叶え、ツルギの夢。宇宙戦隊キュウレンジャー第45話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第45話「ツルギの命とチキュウの危機」の感想だ。

ドン・アルマゲの正体は、かつての戦友クエルボだった。ツルギはそれでもドン・アルマゲを倒そうと決意するが……。

果たして、ツルギVSクエルボの決着やいかに？

なぜ暗転

ドン・アルマゲのまさかの正体に、レンジャー一同の空気は重い。が、そんななかでもツルギは打倒ドン・アルマゲの決意を固める。

「オレ様のやり方でな！」

それはいいが、なぜスポットライトなのかは大いに謎である。

こんなときでも

クエルボを一人で追うツルギ。駆けつけたラッキーをかばい、重傷を負ってしまう。

「盾はオレの役目だろ！」

「オレ様はもうすぐ死ぬ……」

こんなシリアス場面でも、ツルギを脱がすことを忘れない東映スタッフはけっこう厳しいと思う。

終わってからが忙しい

ツルギに寿命が迫っていることを知らされた一同、ますます空気が重くなる。そんな空気を明るくしようと、ラッキーは皆に夢を聞く。

「宇宙を救っても終わりじゃない！」

むしろ復興のことを考えると、終わってからの方が忙しそうだ。さいあくメンバー全員、夢を叶えるヒマは無いかもしれない。

なにと？

皆、平和になったら叶えたいことを次々披露していく。チャンプの次はスティンガーだ。

「相棒は？」

「オレは戦い続ける……！」

スティンガー、ジャークマターのいない世界で一体なにと戦うつもりなのか。

これはもしかして、最終回後のVシネマや次回作へのゲスト出演フラグだったりするのか。

ガルの夢

一方、初期から戦い続けてきたガルの夢はどんなものか。

「ラッキーと旅したいガル！」

ガル、ここでもラッキー推しなのか。ラッキーの犬たらしスキル恐るべしである。

きっとラッキーの旅の道中は、ガルとシーザーの水面下の戦いが勃発するんだろう。

ダブルアニキ

チキュウをプラネジウム爆弾にしようと企むアントン博士。コタローの弟・ジローに魔の手が迫ったところを、スティンガーが救出する。

「お前もアニキって呼んでいいぞ」

スティンガー、ついに正式なるアニキ宣言。舎弟が2人に増えた。

最初は自分がアニキアニキ言ってたのに、感慨深いものである。

アントン博士の頭脳

これまで自らの天才頭脳を猛アピールしてきたアントン博士。だがその実態は……。

・「宇宙を消してどうしたいのか」の質問に対する回答

「宇宙を消した科学者として語り継がれるのだ！」

「誰もいなくなったら語れないじゃん」

・レンジャー一同を追い込んだ直後、チキュウ人に歯向かわれたときの反応

「バカ！」

「バカって言った方がバカだ！バカに相応しい死に方を用意してやる！」

→そのまま立ち去る

「ありがとう、助かったよ！」

・一度倒されたあと、巨大ロボになったときの行動

「かくなる上は脱出！！」

→が、すぐ捕まって撃破

・やられそうになったときの弁明

「宇宙最強の頭脳が失われるんだぞ！損失だと思わんか！？？」

「思うか！！！」

ここ30分の行動を見ていれば、そう判断されても仕方あるまい。ドン・アルマゲの前に倒しといてよかった。

すっかり忘れてた

残す敵は、いよいよドン・アルマゲのみ。キュウレンジャー、最後の戦いが始まる。

「ルーレット・ザ・チャンス！！」

そういえばこんなルーレットもあったか。最近は全員出動ばかりで事実上の廃止になっていたが、最後の最後でちゃんと出してきた。

 

キュウレンジャー・ついに最終決戦に赴く。ドン・アルマゲの野望を阻止し、宇宙に平和を取り戻せるか？残り3話も目が離せない。