枯れ女の自由奔放ライフ

枯れ女ミニマリスト・弥生の日常を綴ります

キュウレンジャーよ永遠に。宇宙戦隊キュウレンジャー最終話感想

宇宙戦隊キュウレンジャー最終話「宇宙に響け!ヨッシャ、ラッキー」の感想だ。

ラッキーの決死の作戦により、12人揃ったキュウレンジャー。宇宙を取り込んだドン・アルマゲとの、最終決戦が始まる。

キュウレンジャー、今度こそ宇宙の平和を取り戻せるか?

全部!

最後のラッキーキュータマ運試し。果たして何色が出てくるのか?

「今日は全色あたりだ!」

最後の最後で、小憎らしい演出をかましてくれた。直前のビルドで落ち込んだ子供も、ちょっとは元気になるといいのだが。

みんなのうらみ

全宇宙を取り込んだドン・アルマゲ。皆の悲しみや絶望をパワーにする。

「私は最悪の運から生まれた!!」

(もう生きていたくない…)

(もうダメだ…)

(死んだ方がマシだ……)

 

負の感情が集まって、宇宙の破壊を願う存在が生まれてしまった。一言でひっくるめると、

「爆ぜろリア充

ということか。気持ちは分からなくもない。

リア充の陰にかすんで消えていった命達の負のパワーは、ときにパーティを全滅に追い込む力を持っている。「みんなのうらみ」は恐ろしいものなのだ。

 

ラッキーとはこういうことだ

しかし絶望を希望に変えるポジティブ精神で、ドン・アルマゲを追い詰める。しかしくさってもラスボス、そう簡単にはヤラれない。

「お前の身体を頂くぞ!!」

例によって、ほかの人間へ乗り移ることで延命を図る。最終回なんだからちょっとは自重してほしいものである。

「なぜ操れない……!?」

「オレがラッキーだからだ!!」

ラッキー、肝心なところもラッキーで済ませる。乗っ取られるのは、単純に確率の問題だったのか。

だが、一年間もラッキーと叫び続けた男の言葉は重い。かなり無理があるはずのに、「まあラッキーだから」で納得させる特撮スタッフは流石である。

司令

ドン・アルマゲを倒し、ついに宇宙に平和が戻ってきた。残すはエピローグのみである。

「司令!」

「ご苦労だったな」

スティンガー、まさかの司令就任。もう終わりかとしみじみしていたところに、凄まじい不意打ちを食らわせてきやがった。

戦い続けるのが夢と言っていたので各地を放浪しているかと思ったが、ちゃんと堅実な道を選んでいた。意外に抜け目のない男である。

元司令

しかしそうなると、元司令はリストラされてしまったのか?

「今やリベリオンの総司令だもんな」

司令も司令で、ちゃっかり出世していやがった。後釜がスティンガーとは、にくい演出である。

友情<<<食欲

各地で活躍するキュウレンジャー、久々の同窓会。場所はスパーダが開店したレストランだ。皆、お互いの活躍をたたえあう。

「………」

ツルギ、そんななかでも一人黙々と料理を平らげる。よほど腹がへっていたのか。

思えば野宿でのカレーに始まり、お雑煮におにぎりといつもスパーダのメニューにがっついていた。友情も大事だが、なにより食欲が勝る男なのかもしれない。

ゲスト出演は

バランスとナーガは、相変わらずBN団として暗躍していた。

「ジャークマターに奪われた宝を取り戻している」

怪盗つながりだが、ゲスト回「BN団VSルパンレンジャー」はほぼ100%ないだろう。残念である。

まさかの2ショット

皆が集まるなか、まだ姿を見せていないメンバーがいる。

「ラッキーとガルはまだ旅してるの?」

ガル、最後の最後でラッキーとの2ショット出演。どこまでもラッキーを追いかけ続けた成果なのか。

ガルはずっとラッキーラッキー言っているが、ラッキーはそんなにガルガル言ってないところがミソだと思う。皆を平等に大事にする奴は難攻不落である。

輝けるイエロー

最後の数分間、己の店で思う存分活躍するスパーダ。もしかしたらこの一年間で、一番輝いている瞬間かもしれない。

料理を作るという強力な特技を持っていたが、

・ラッキーで乗り切るレッド

・歌や裁縫などギャップがすごい弟

・闇落ちして敵側に寝返る仲間

・キャラの濃すぎるガワ達

など、数々のライバルに埋もれてイマイチ活躍しきれなかった残念なイエローである。特撮スタッフは、ときに罪作りだ。

 

ついに平和を取り戻したキュウレンジャー、来週からは新たな戦隊が動き出す。今年一年、どんな物語を見せてくれるのか今から期待である。