幻徳に幸あれ。仮面ライダービルド第15話感想。
仮面ライダービルド第15話「桐生戦兎をジャッジしろ!」の感想だ。
マスタークに正体をバラされてしまった幻徳。それを知った戦兔は、幻徳との対決に臨む決意を固める。
どこまでも野望を邪魔される幻徳、今週はいかなる災難に見舞われるのか?
生活の危機
正体がバレたマスター、当然ながら姿を消す。しかしそれはそれで、残された方も困ることがあった。
「あのカフェどーすんだよ!生活費とか!」
うん、やっぱりそこだ。
ほぼ仕事が無くなった研究所から、まともな給料が出ているとも思えない。ここはネットアイドルのみーたんにもっと頑張ってもらうか、約一名の厄介な居候に退去してもらわねばならないか。
新しい基地候補
「ここにパンドラボックスがあるという情報が入った!」
マスタークからのタレコミにより、カフェにがさ入れが入る。
「派手にやってるねえ」
その間のライダー一味の住居は、近所のボロ倉庫だ。逃げ回る身には、基地でゆっくり休むヒマもない。
このまま新基地が見つからないなら、やはり紗羽の家へ全員で転がり込むしかない。
噛ませ犬
パンドラボックスをエサに、幻徳をおびき寄せる戦兔。だが幻徳が許せない龍我が、クローズに変身して戦いを挑んでしまう。
「ならばこの技を見せてやろう……!」
そして、ナイトローグ初披露の必殺技にノック・アウト。見事な噛ませ犬、お疲れ様である。
メイド・イン・ジャパン
ナイトローグの猛攻に、いったん引き上げる戦兔&龍我。幻徳のヒントを元に、葛城のデータをチェック。キーワードを入力してみる。
「スクラッシュ」
キーワード、まさかのカタカナだった。名前の響きは海外っぽいのに、こういうところは中途半端にメイド・イン・ジャパンだ。
それはさせない
葛城の残したデータを元に、新システムを完成させる戦兔。興奮が止まらない。
「すごいぞこのシステムは!1から説明すると……」
「東都政府首相、氷室泰山だ」
十数分しか尺がないのに、そんなメンドくさいことをさせるワケがない。詳しいことは実際に使って披露してねという話だ。
それもない
首相を使ってビルドをおびき寄せる幻徳。その作戦は、マスタークの入れ知恵だった。
「これで俺の信頼も取り戻せたかな?」
それは100%ない。この程度の働き、今までの所業の利子分も返してないだろう。
誰かと思えば
しかしワナとも知らず、病院へ潜入する戦兔と龍我。コスプレもバッチリだ。
「なんで変装しなきゃなんねーんだよ」
「お前が指名手配犯に決まってるからだろ!」
誰かと思えば、某スイーツ好きドクターと看護師の格好だった。一体どこの裏ルートから入手してきたのか。
基地の意義
戦兔たちが病院に行っているスキに、基地へ忍び込むマスターク。完成したスクラッシュシステムを勝手にコピーする。
もう敵にバレていることを思うと、基地の存在意義がない。これ以上情報漏えいしないためにも、やはり紗羽の自宅に新基地を作った方がよくはないか。
クローズのパワーアップ
戦兔&龍我を病院で待ち受けていたのは、大量のガーディアンロボだった。キリがないので、戦兔はロケットで脱出する。
「俺にも羽くらい付けてくれよ!」
飛行能力がない龍我は、仕方なく窓ガラスを突き破って逃走。パワーアップした暁には、空が飛べるようになることを祈りたい。
予想はついてた
追ってきた幻徳を、スプラッシュで返り討ちにするビルド。なかばヤケの幻徳は、不敵な笑みを浮かべる。
「お前が悪魔の科学者、葛城巧だ!!」
うん、今まで色々とヒントはあったから見当はついていた。
それよりも葛城巧、姿をくらますどさくさ紛れに自分をイケメンへ作り変えていやがった。やっぱり地味な顔が気に食わなかったのか。見た目にもこだわる科学者である。
今週のゲントローグ
今週も今週で、踏んだり蹴ったりだったナイトローグもとい幻徳であった↓
1.戦兔が持ってきたパンドラボックスが幻影だったことにキレる
2.病院での作戦中、マスタークが勝手に抜け出したことにキレる
3.マスタークのリークにより、親父にファウストであることがバレてキレる
敵よりもむしろ、味方の方にいつも足元をすくわれる男だ。
これでもまだマスタークに協力を求める幻徳は、ある意味ピュアな心の持ち主なのかもしれない。
来週はクリスマスに戦兔の正体にと、やることがあって忙しい。オマケにこのタイミングで、新キャラまで投入されるようだ。果たして30分で足りるのか心配である。