枯れ女の自由奔放ライフ

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怒涛の急展開。宇宙戦隊キュウレンジャー21話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第21話「さらばスコルピオ!アルゴ船、復活の時!」の感想です。

仲間と共に、スコルピオの兄貴と戦う決意をしたスティンガー。兄貴との最終決戦に挑みます。

果たして兄貴を撃破し、チキュウのピンチを救うことは出来るんでしょうか?

兄貴の本気モード

3人が束になった攻撃に、流石の兄貴も圧倒されます。弟に負けたくない兄貴は、本気モードで立ちはだかってきました。

「この俺が……!」

弟1人では何週戦っても歯が立たなかったのに、3人の一斉攻撃なら5分たたずに兄貴を追い詰められるのです。やはり最初から意地を張らず、皆に助けを求めれば苦労せずに済んだんじゃないでしょうか。

帰ってきた相棒

しかしパワーアップした兄貴に、再びピンチに陥れられる3人。さらにスティンガーの身体にもアンタレスの毒がまわり、まともに戦えず窮地に立たされてしまいました。

しかしそこに、待望の漢が帰ってきました。

「……待たせたな」

木っ端微塵になったチャンプ、満を持しての復活。私はセリフを頭の中で、「I'll be back」と勝手に訳しました。

「チャンプ!」

復活を笑顔で歓迎するラッキー&コタローに対し、何とも言えない表情のスティンガーが味わい深いです。

あまりに突然のことで、驚き、喜び、罪悪感などの諸々が一気に湧いてきたのかもしれません。なかなかの百面相っぷりでした。

しかし「大破からの完全復活」という前例ができたことで、今後ロボキャラの扱いが酷なものにならないか心配です。チャンプ以外にもメカの仲間が約1名いるので、犠牲にならないことを祈ります。

弟の内心

さらに相手が増えたことで、バトルの形勢も引っくり返ります。兄貴は一騎打ちで弟を倒そうとしますが、チャンプとの連携技の前に敗れ去りました。

「兄貴!!!!!」

自分で倒しておいて、涙ながらに兄貴に駆け寄るスティンガー。兄貴を倒しても、この男の生粋のブラコンはなおりませんでした。

チャンプとの対応の差を考えると、スティンガーの中では

兄貴<<<<<チャンプ<コタロー

くらいの差があってもおかしくない気がしてきます。

アルゴ船の情報は

最後に善の心を取り戻した兄貴から、2つのキュータマを託されるレンジャー。もはやチキュウの危機を救うには、アルゴ船の復活に賭けるしか無くなりました。

アルゴ船って、どうやったら甦るの?」

この危機的状況において、最も重要な情報を得ていなかったレンジャー一同。キュータマ探しに夢中で、肝心の情報収集を忘れていたようです。

幸いアルゴ船は簡単に復活しましたが、儀式が必要だったりしたらチキュウは爆散していたかもしれません。

警戒などしない

復活したアルゴ船の中を探索する一同。奥の部屋には、何やら怪しげな棺桶(カプセル)が。熱血漢のチャンプも、流石に警戒します。

「開けてみよーぜ!!」

慎重派の仲間も意に介さず、とっととフタを開けるラッキー。中には謎の人物が冬眠中。皆は起こして良いものか迷います。

「起こしてみっか!!!」

しかし、仲間の心理などラッキーにはお構いなし。この男に警戒心という概念はありませんでした。

もしラッキーが浦島太郎だったら、乙姫から玉手箱をもらった瞬間に喜々として開け放つんだろうと思います。

何度でも言う

ラッキーの勢いに任せた行動により、復活する謎の男。長年の冬眠により、黒々とした美髪が腰まで伸びています。

「伝説が始まる」

「!!」

「伝説が始まる」

起床早々、剣を振り回して威嚇してくる男。やはりフタは封印しておいた方が良かったんでしょうか。

「何すんだよ!」

「オレが目を覚ました。すなわち伝説が始まるということだ!!」

とても大事なことなので、3回言いました。ただ、全く質問の答えにはなっていません。

スコルピオロスから数分。あまりにただ者じゃない新キャラの登場に、哀しさが8割方吹っ飛んでしまいました。救世主には、仲間の兄貴の死を悼む暇も与えられません。

伝説の男

ラッキー達がキュウレンジャーだと知り、力を貸してくれる気になった男。ただ長髪のままでは戦いづらいので、自ら髪を燃やして短くカット。隠れていた表情があらわになりました。

「鳳ツルギだ!」

しかしそれと同時に、服を着てない上半身もあらわになりました。

下はしっかりズボンを履いていたから良かったものの、一歩間違ったら色々な意味で伝説になるところです。髪を燃やすのは服を調達してからでも遅くはなかったんじゃないでしょうか。

プリンス、散る

あと数分で爆発するチキュウを救うという無茶振りにも、圧倒的な力で見事に応えるツルギ。直後、現場に駆けつけたマーダッコが一騎打ちを仕掛けてきます。

「さらば!!」

そして数分も立たずに、ツルギの一撃であっけなく散りました。

プリンスマーダッコは、登場から3週間の寿命でした。次はどんな面白い人格が飛び出してくるのか期待です。

新メンバーのルール

モライマーズとマーダッコを、朝飯前で倒すツルギ。レンジャーの前から悠々と立ち去っていきました。

「また会おう」

しかしレンジャーにおける新メンバーの強さは、大抵出てきた直後がピーク。今はオレ様で絶好調ですが、今後その勢いがどういう推移をたどるかも見どころです。

ぬいぐるみの正体

オリオン号に戻った一同は、チャンプ復活のパーティでお祝い。さり気なくキャラデコケーキの宣伝をしているところが侮れません。

さらにチャンプの入院中、傍らに置いてあったぬいぐるみも披露。スティンガーぬいぐるみは、何とコタローの力作でした。

「残りは兄貴が作ったんだ!!」

ここにきて、さらなる衝撃の事実が発覚。あのファンシーな人形の数々は、スティンガーのお手製でした。

この腕前、放っておくのはもったいないです。スティンガーwith小太郎のブランドで、ネットショップを開いた方が良いレベルだと思います。

「針仕事はサソリ座の戦士のたしなみだからな……」

コタローに秘密をバラされ、軽く絶望するスティンガー。何故か針仕事は、スティンガーにとっては気恥ずかしい特技だったようです。

しかしこれまで散々カッコ悪い姿を晒してきたんだから、今さらぬいぐるみくらいで恥ずかしがることもあるまいと思います。むしろぬいぐるみがスティンガー製だと知ったら、女性陣がこぞって買い求めるんじゃないでしょうか。

スティンガーの謝罪イベント

さらに何やら、スティンガーがモジモジし始めました。

「済まなかった」

モジモジからの謝罪イベント。しかし慣れないことをした恥ずかしさから、足早に去っていきました。

スティンガーは今週で、キュウレンジャー内におけるかわいいキャラの地位を確固たるものにしたんじゃないでしょうか。ある意味、ヒロインのハミイ以上のかわいさを持っていると思います。

 

スコルピオの兄貴の撃破、チャンプ復活、新メンバー登場と、てんこ盛りの展開でした。前半と後半のテンションの違いに付いていくのが大変です。

どこまでも攻めるレンジャースタッフには、この心意気でさらなるてんこ盛りストーリーを期待します。