ナーガ、涙の結末。宇宙戦隊キュウレンジャー第31話感想。
宇宙戦隊キュウレンジャー第31話「ナーガ奪還大作戦!」の感想だ。
ナーガが洗脳されてから1ヶ月あまり、その間に色々ありすぎてずい分とほったらかしだった。相変わらずヒャッハーしてて楽しそうである。
ナーガを取り戻す戦いが、ようやく始まる。
またか
何とか過去から戻ってきたはいいが、現代は現代でいろいろと面倒なことになっていた。バランスは消えるしガルとコタローは人質に取られるしで、もはや壊滅的だ。
「オリオン号は、修理が必要です」
そのうえ先週修理したばかりのオリオン号も、また修理だ。せっかくのリフォームも無駄になって哀しい限りである。
続・二人のナーガ
と、レンジャー一同が落ち込みムードのところへ、へびつかい座のエキドナがやってくる。
「ナーガが帰ってきたぞ!!」
過去組、完全にかんちがいする。残念だが、それは他人の空似だ。
意外にアナログだった
ナーガを何とかするため、調査を続けていたバランス。ついに、アキャンバーが感情を操るしくみを突き止める。
「身体の中に送り込んだミクロのインダベーが、感情を操っていたんだ」
意外と、なかでやってることはアナログだった。悪の組織がなにかやるときは、基本的に人力である。
猿芝居
ナーガを取り戻すべく、敵地へ乗り込むレンジャーたち。ラッキーとバランスがやられたフリをして、ナーガの体内に潜入する。
「なんてこった!バランスとラッキーがヤラれちまった!」
ツルギ、空々しい芝居で敵をあざむく。ハミイとスパーダのシャウトも、いい感じに適当だったのが印象的である。
しかし先週ラッキーが本当に瀕死になったときは、なんてこったは出てこなかった。この男の口からなんてこったが飛び出すときは、実はそれほど重大事じゃないということで大丈夫だろうか。
ナーガinナーガ
ナーガのなかに潜入したことが、早々に敵にバレてしまった。ナーガの中にいたアクダイカーンのミクロツヨインダベーは、悪いナーガを呼び出して戦わせる。
「ウッ……!」
外では外で、やっぱりナーガが戦っている。中でも外でも非常事態で大変だ。
なんとなく、映画の「ジョン・マルコヴィッチの穴」をほうふつとさせるカオスな様相である。
ナーガとツルギの思い出
バランスとラッキーが中で戦っている間、外のメンバーも必死だった。最初に、ツルギがナーガに呼びかける。
「ナーガ!」
ツルギとナーガの思い出というと、ナーガの
「シンジラレナイ!!」
が一番印象的だ。そこからどうやって、二人は距離を縮めていったか気になるところだ。
鼻から目へ
苦労の末、なんとかナーガを元に戻すことに成功。ナーガの涙に流される形で、ラッキーとバランスは体内から脱出する。
体内に入るときは鼻からで、出るときは目から。ルートは花粉と一緒である。
ベタ惚れバランス
今週、バランスは最初から最後までナーガ一辺倒だった。
・「ボクが全部受け止めてあげる!」と、悪ナーガの攻撃をノーガードで被弾
・「ナーガのいない宇宙なんて考えらんない」と、体育座りで語る
・最後は「寂しかったよー!!」と、号泣して抱きつき
最初は利用するだけのつもりだったのに、今じゃすっかりベタ惚れだ。
ただボーッとしているようにみえるが、チャラ男をここまでピュアにするヘビツカイ一族はかなりの人たらしなのかもしれない。
ちゃっかりナーガ
ナーガはナーガで、今週だけで色々なものを得ていた。
・怒りをコントロールして、ヘビツカイメタルの力を使えるようになった
・ドン・アルマゲの居場所の手がかりを掴んだ
ただヒャッハーしているだけに見えて、しっかり敵の情報を得ていた。ちゃっかり新しい力を手に入れるなど、ボンヤリに見えても抜け目がない。
バランスがナーガナーガ言ってるのにたいし、当のナーガは意外とマイペースなのが絶妙である。
ついに来週から、レンジャーは9:30に引っ越しだ。あの早い時間がよかったのに残念である。
しかし時間が変わっても、チェックは欠かすまい。