枯れ女の自由奔放ライフ

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ラッキー&ツルギ、Wでデレる。宇宙戦隊キュウレンジャー第24話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第24話「俺は戦う盾になる!」の感想だ。

仲間を盾扱いするツルギが気に食わないラッキー。「誰があんなヤツ!」と、意地っ張りのガキ大将のような態度を崩さない。

果たしてラッキーとツルギは、無事仲間になることができるのだろうか?

気遣いができる男

リベリオン本部から、レンジャー一同へライセンスが発行された。これで晴れて、正式な救世主として認められたということか。

しかしこれまで正式な職員じゃ無かったということは、全部司令のポケットマネーとかでやっていたということか。不況の昨今、正社員への道は救世主と言えど厳しい。皆が喜ぶ裏にはそういう事情があったりするのかもしれない。

「鳳ツルギの分は?」

そしてそんな中でも、仲間外れの男の存在を忘れないナーガ。ボーッとしているように見えて、実は色々なところに気が付くナイスガイである。先週はまだ不信感マンマンだったのに、人懐っこいやつでもある。

だがこれまでレンジャーを非正規として働かせてきた組織が、簡単に人員増を認めるかどうかは不透明だ。

伝説のホームレス

その頃チキュウでは、ツルギが相変わらずの野宿をしていた。橋の下でテントを張るなど、ホームレス暮らしがすっかり板についている。

だがこのテント、明らかに広さが一人分しかない。この中でスパーダ&ラプターも寝るとなると、ぎゅう詰めで寝返りも打てなさそうだ。

それともテントは女子のラプターが使って、野郎二人は外でゴザでも敷いて寝るのか。どのみち過酷な居住環境である。

心が折れた?

そんななか、フクショーグンとアクダイカーンの襲撃を受けて仲間たちが敵の体内に捕まってしまった。ツルギのなかで、88人の仲間が散っていったトラウマが甦る。

ツルギも永遠の命を犠牲にしてドン・アルマーゲと戦うも、強すぎて全く倒せない。「せっかく命を力に変えたのに……」という、ツルギの絶望を感じる無表情に哀愁を感じた。

ヒーローというのは基本どんなときでもポジティブだが、考えてみればうつ病の一つや二つは発症してもおかしくない過酷な労働環境である。ある日仲間が無表情でうずくまりだしたら、皆さぞかし驚くだろう。

ラッキー、たまにカワイイ

ツルギはこれ以上仲間を犠牲にしたくないがために、単独で敵の元へと向かう。ラッキーの説得もむなしく、半ば強引に去ってしまった。

「分からず屋!!」

ツルギの意地の張りように、つい声を荒げるラッキー。しかし選んだワードが、「バカ野郎」とかじゃないところがオチャメだ。ラッキーはオレ様に見せかけて、ピュアハートを持つ永遠の少年である。

やっぱりお笑い好き?

「戦う盾になる」というラッキーの宣言で、これまでのわだかまりが解消。逆に仲良くなりすぎて、「俺が盾に」「いや、俺が盾に」という「俺が俺が」状態に発展してしまった。しかしただ出しゃばるだけじゃなく、前進しつつしっかり攻撃を防ぐところはスキがない。

「じゃあボクちんが……」

「どうぞどうぞ」

さらに、往年のお決まりギャグをやる余裕まである。不意打ちを食らった司令が本当に盾になって攻撃をくらうなど、このネタは命がけである。

このギャグを知っているということは、やはりツルギはお笑い好きなうえに結構オッサンなのかもしれない。

ツルギのギャグの話↓

karejo-jiyuhonpo.hatenablog.com

なぜそれで助かる

ラッキーとツルギの共闘により、アクダイカーンを撃破。仲間も無事解放される。

しかし仲間は敵の体内にいたのに、その敵が爆散してなぜ助かるのか。一瞬、仲間も一緒に爆発したんじゃないかと思って焦ってしまった。

「あの二人が、いいコンビ……」

そしてここでも、的確なツッコミを忘れないナーガ。レンジャー内でコンビとして活躍する身としては、やはりいいコンビには敏感なのか。

ほかの仲間にしたら、「俺たちが捕まってる間になにが……」という心境だ。戦隊シリーズはちょっと気絶したり仲間と分かれている間に、話が急ピッチで進んでいたりするから油断ならない。

本当に無感情なのか?

巨大ロボ線でも、ラッキーとツルギのコンビが大活躍。キュータマジンで応戦する。

仲間も、二人が仲良くなったことを喜ぶ。

「イェイ!」

ナーガはバランスと一緒に、キメキメのポーズではしゃいでいやがった。この男、本当は感情豊かなんじゃなかろうか。

ホームレスからの解放

そしてツルギも晴れて、キュウレンジャーの一員となった。ライセンスの発行に喜ぶあたり、意外とこの男もピュアハートの持ち主である。

何よりこれで、チキュウでのホームレス暮らしからも解放される。ずっとチキュウをぶらぶらしているのもそれはそれで面白いが、やはりヒーローが住所不定ではいざというとき不便だ。

 

ツルギの一件が落着し、次回からは新たなキュータマ探しが始まる。来週も張り切って観よう。