大我、開き直る。仮面ライダーエグゼイド第43話感想。
仮面ライダーエグゼイド第43話「白衣のlicense」の感想だ。
真のラスボスの降臨により、再び患者のゲーム病が勃発。まさにゲーム終盤の様相を呈してきた。根性と執念により、最後まで生き残った社長との決着も近い。
下手な演技
「私は心を入れ替えた……だからここから出してくれないか?」
冒頭、いきなり黎斗の小演技を見せつけられた。これまで散々騙してきた永夢にも、そっけなく一蹴されるズサンさである。
ここまであからさまなウソを付けるというのも、逆に潔くて良いと思う。CRの中でも一番楽しそうで羨ましい限りだ。
奇跡のシンクロ率
その頃、真のラスボスに進化した親父もノリノリだった。
「仮面ライダークロニクルは進化する……!」
親父、ポーズが冒頭の息子と完全に一致する。流石は似たもの親子だ。仲がやたら悪いのも、同族嫌悪なのかもしれない。
大人げないラスボス
クロノスとゲムデウスのパワーが合体したラスボスは、やはり強い。ムテキを含めた3人のライダーが束になっても苦戦する。
「ラスボスに挑戦できる資格を持つのは……」
が、CRメンバーの中でも、一番弱そうなニコを拉致。その大人気なさもラスボス級である。仮面ライダークロニクルを存続させるためなら、どんな姑息な手もいとわない運営であった。
一応「ガシャットを全部集めたプレーヤー」という条件を満たしてはいるが、やはり良い歳の大人がやることじゃなかろう。
五年分でもキツい
ゲーム空間に閉じ込められたニコを助けるべく、大我がガシャットと手にラスボスへ立ち向かう。
「(大我には)五年分の抗体がある」
唯一レベル50の戦闘力に不安があるライダーだが、年季はあった。ベテランならではの経験と体力が大我の武器である。おかげで、何とかクロノスにも変身が出来た。
が、抗体があろうが、やはりクロノスはキツい。一体何年分の抗体なら普通に戦えるんだろうか。
取れ
やはり大我一人では、ラスボスは手に余る。せっかくのクロノスの力も虚しく、大我はピンチに陥る。
が、ここで負ければニコ共々死ぬ。何としても戦わねばならない。
「例え免許がなくっても……!!」
が、医師免許はしっかり取った方が良い。それとこれとは話が別だ。ここまで戦わせておいて非正規扱いというのも可哀想だ。
どこまでも邪魔し合う
大我一人には任せておけないので、何とか永夢と飛彩もゲーム空間へと入り込む。これで3VS1だ。
「どうやってここへ……!?」
「神の才能!!」
まずこの親父がやるべきは、ニコの抹殺よりも息子の抹殺じゃなかろうか。今ならライフも一桁だからそう難しくはないはずだ。
お約束
自称神の黎斗の手助けにより、親父を倒すことが出来た。
「コイツは、ヤバい……!」
が、ラスボスと言えば進化はお決まりだ。その影響で、皆がバグスター化してしまった。
ことしつこい親父のことだから、さらにもう1段階くらいの進化はあってもおかしくない気もする。
この親父はエグゼイドでの存続が無理なら、次回作のビルドにまで進出しかねない執念深さも持ち合わせてそうだ。ラスボスをどうコテンパンにするか、期待である。