そして劇場へ。仮面ライダーエグゼイド最終回感想。
仮面ライダーエグゼイド最終話「終わりなきGAME」の感想だ。
ゲムデウスは消滅したものの、まだ肝心の親父が残っている。コイツをどうにかしないと、いつまでもゲームが終わらない。
果たして仮面ライダークロニクルは、どんな結末を迎えるのだろうか?
レアキャラとは
「バグは削除する!」
これまで、仮面ライダークロニクルをことごとく妨害してきたライダー一同。最終回でようやく親父からバグ認定されるにいたった。
一応レアキャラという役割があったはずだが、親父が出てきた辺りからはすっかり忘れ去られていた。しかしまともなプレーヤーがニコぐらいしかいなかったから、それも致し方ないのか。この時点でゲームとしてほぼ破綻している。
疎外される主人公
パラドが消滅したことで、ライダーに変身できなくなった永夢。仲間の戦いをただ見守ることしかできない。
ほかのライダーが必死にクロノスと戦っているところ、一人寂しくたたずむ姿はかなりの哀愁がただよっている。最終回で、ここまで疎外感のある主人公もなかなかいまい。
これで十分
クロノスは最終回まで、ポーズが切り札だ。CR一同をまとめて倒そうとするが、土壇場で永夢にポーズを解除される。
「なぜ手こずる……!」
「パラドが命がけで力を押さえ込んだからだ!」
そのおかげで、レベル2のライダーにも苦戦するクロノス。一応本編のラスボスなのに、あまりに迫力がない。
事実上のラスボスは先週のゲムデウスで、今週のクロノスはラスボス後のエキシビションみたいなものか。人は引き際を間違えると悲惨だ。
時間差攻撃
往生際の悪いクロノス、それでも必死の抵抗を続ける。
「おい神!」
「時間差コンティニューだ!」
が、いいタイミングでコンティニューしてきやがった息子にもヤラれる。
クロノスにやられてからあまりに姿を現さないので、てっきり敵前逃亡したのかと思った。もしコンティニューのタイミングを逸していたら、いつ戻ってくるつもりだったんだろうか。
お前が
最後はエグゼイドにより、撃破されるクロノス。しかし親父は最後まで我を貫く。
「お前たちは命の冒涜者だ!」
それを親父が言うのか。その頭に巨大なブーメランが見えるようである。
ラスボスとは
色々とのたまった末、刑務所に入るのが嫌で自滅。最後まで人騒がせな親父であった。
そして親父が消滅したところで、CMが入る。前編だけで倒されるラスボスとは、一体何だったんだろうか。やはりゲムデウスの方がラスボスだったか。
大株主が変わった結果
仮面ライダークロニクルが終わったことで、世の中にも平和が戻ってきた。が、親父のいなくなった幻夢コーポレーションはどうなってしまうのか。
「潰れてほしくない会社があってさ♪」
ニコが大株主になった結果、小星が社長に就任。壇親子の呪縛から開放されたことで、この会社もようやくまともになれるだろうか。
しかし息子の身柄を、事実上押し付けられたCRも苦労が絶えなそうだ。
マジメに教えてやれ
ライダーの業務が一段落したことで、CR一同も普通の医者の仕事が増えた。飛彩は、新たな研修医の指導に余念がない。
「大事なのはイメージだ」
が、スイーツを食いながら、どこまでまともな指導ができるかは疑問だ。まずはそのシュークリームを、さっさと胃に収めちゃどうか。
「まずはシュークリームを買ってくるぞ!」
早速いらぬ誤解が広まった。院長はそろそろ厳重注意した方が良い。
大丈夫?
消えたはずのポッピーの声が、CRに響き渡る。一体どういうからくりで蘇ったのか。
「私の中で培養した」
新生ポッピーは、メイド・イン・黎斗だった。ちょっと不吉な響きである。
バグスターはカケラさえ残っていれば、復活のチャンスがあるということか。最後にバグスター化した親父も、そのうち復活しやしないだろうか。
乙女永夢
ポッピーが無事なら、もう一人のバグスターも無事だった。永夢の中にいたパラドも、復活を果たす。
「夢じゃないよな?」
頬に両手を当てて驚く永夢が乙女チックだ。何気に、ポッピーが復活したときよりも驚いちゃいないか。
トゥルーエンディングとは
「劇場版は、最終回の後の話だった……」
最終回を観ないと全ての合点がいかない仕組みだった。むしろこれから観に行く人の方が、分かりやすくて良いかもしれない。
店頭では早速、仮面ライダービルドグミが売っていた。世の中の流れは実に早い。
来週からの新ライダーも、張り切って観ることにする。