枯れ女の自由奔放ライフ

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フラれる男たち。宇宙戦隊キュウレンジャー19話感想。

宇宙戦隊キュウレンジャー第19話「森の惑星キールの精霊」の感想です。

アルゴ船を復活させるため、最後に残されたリュウコツキュータマを入手にある惑星へ向かいます。

その裏で不穏な動きを見せるスティンガーに、地球の壊滅を急ぐジャークマター。救世主たちは、無事にリュウコツキュータマを手に入れられるんでしょうか?

カワイイ人形のお見舞い

木っ端微塵に破壊されたチャンプの治療は、順調に進んでいます。お見舞いとおぼしき、仲間たちのぬいぐるみが可愛らしかったです。

ちなみにこのぬいぐるみたちは、8月にバンダイから発売予定。流石、東映バンダイは抜け目がありません。

復活のマーダッコ

何回撃破されても、幾度となく復活するマーダッコ。さらに、復活の度に人格が変わるという面白い特性も持っています。

前回の大人の女性的なマーダッコから一転、今度は宝塚のプリンス風へと変貌を遂げました。

「それは、愛!」

「貴様は地球にいろ」

そして、生まれ変わったプリンスマーダッコを華麗にスルーするスコルピオの兄貴。

マーダッコの言葉を食い気味に命令を下すあたり、「前より面倒くせえ奴になったな」と思ってそうです。

確かに顔を合わせるたび、墨を噴射してハート型の虹を作られても困るっちゃあ困ります。このプリンスマーダッコは、果たして何週生き残ることができるんでしょうか。

ハミイも気になっていた

最後の鍵となるリュウコツキュータマを求め、惑星キールへやってきたメンバーたち。しかしそこも、ゴツい顔のダイカーン・オメーガによって住人が強制労働させられていました。

早速、人々を救うべく戦いを挑みます。

「イケメンにしてあげる!」

ハミイの華麗な彫刻により、ぱっちり目に生まれ変わるオメーガ。やはりハミイも、オメーガの人相がとても気になっていたようです。

最初にオメーガの巨大石像が出てきたときから、「うわあ……」と引いた視聴者は私だけではないはずです。そんな視聴者の心理まで読むとは、侮れません。

イケメン好きの精霊、現る

何とかダイカーンを退け、村長の警告をガン無視して森へと向かう一行。しかしそこには、リュウコツキュータマを守護する精霊のエリスが待ち構えていました。

ラッキーが説得するも、余計に警戒されて埒が明きません。

「落ち着いて!」

「イケメーン!!」

が、スパーダが説得を試みた途端に態度が急変。どうやら優しいイケメンが好みのようです。

スパーダの急なモテ期の到来に、自称イケメンのバランスも黙っていられません。

「キミ、カワウィーネー!」

「星に帰れ」

スパーダのときとは540°真逆の塩対応に、流石のバランスも撃沈。同じイケメン(?)でも、チャラさ丸出しの男はNGでした。

機械生命体と精霊という人種の壁以外にも、超えがたい大きな隔たりを感じます。

バランス、サゲポヨ」

そして、相棒の傷心に何かを学ぶナーガ。しかし学びの前に、お世辞でも「元気出せ」くらいは言ってあげてほしいものです。

司令の「ここにある」はフラグ

その裏で、ずっと落ち込んでいたスティンガーが動きを見せます。司令がいないスキを付いて、アルゴ船復活に必要なキュータマを奪い去っていきました。

物語の冒頭、司令が「キュータマはここにある」といった瞬間から嫌な予感はしてましたが、今度は仲間に機密物を盗まれるとは思いもよりませんでした。

司令の「大丈夫」的な言葉は、フラグと考えた方が良いという暗黙のメッセージでしょうか。今度からは警戒します。

なぜお前も?

スコルピオの毒によって、暴走するオメーガ。村人を放っておくわけにもいかないので、まずはダイカーンの方から先に片付けることになりました。

巨大化したダイカーンに対し、一同もキュウレンオーで応戦。ラッキーはヒカリキュータマの太陽モードで、バランスに攻撃してもらおうとします。

「アゲポヨ~!」

バランスは狙い通りハイテンションになりました。

「……アゲポヨー!!」

そして何故か、ナーガも一緒にハイテンションとなりました。蛇の中には日光浴が好きな種類もいるらしいので、ナーガもそれに近いのかもしれません。

テンションマックスのコンビの活躍により、無事にオメーガを撃破。しかし慣れないテンションで戦ったナーガは、とてつもなくグッタリしていました。来週はちゃんと戦えるか、少々心配です。

哀しき当て馬

キュウレンジャーも奮闘も虚しく、スコルピオによってリュウコツキュータマは奪われてしまいました。キュウレンジャーを信じられなかった自分を、エリスは責めます。

「信じてくれるかな?」

「もちろんじゃ!」

そう言いつつ、スパーダを突き飛ばしてラッキーの元へ直進するエリス。キュータマを犠牲にして助けてくれた、ラッキーの男らしさにノックアウトされた模様です。

スパーダ回かと見せかけて、実はラッキー回。当て馬にされたスパーダに、いつの日か光が当たることを祈ります。

「……カワイイ」

そしてまたも、ナーガが何かを学習しました。この調子であと半年強学び続けたら、ナガも爽やかなイケメンになれたりするんでしょうか。

シリアス→お気楽EDの流れ

リュウコツキュータマを手に入れたスコルピオのもとに、残り2つのキュータマを持ってやってきたスティンガー。お宝をダシに、兄貴へ戦いを挑みます。

兄弟の正面衝突するシリアスなラストシーンで、今回は幕を閉じました。

そんな緊迫した場面からの、お気楽なエンディング。これまで何度もあったことですが、急なテンションの変わりように付いていくのが苦労します。

毎週この切り替わりをナチュラルに受け入れられる、ちびっ子達の順応性の高さを私も見習いたいところです。

 

アルゴ船復活に必要な3つのキュータマが、スコルピオの手に集まってしまいました。独りで突っ走るスティンガー共々、兄弟から目が離せません。

そろそろ、夏休みが近くなってきました。映画の方もとても気になります。