ネットアイドルの裏の顔。仮面ライダービルド第4話感想。
仮面ライダービルド第3話「正義のボーダーライン」の感想だ。
指名手配を早く何とかするため、謎の組織の手がかりを追う戦兔と龍我。その鍵は、どうやら鍋島が握っているらしい。
鍋島は、一体どんな秘密を握っているんだろうか?
バカキャラの定着
今週も始まる、戦兔&龍我のコント。龍我は相変わらず説明が長い。
「冤罪ってなんだ?」
今まさに、お前が陥っている状況のことだ。ちょっと国語力にも問題があるなど、バカキャラの定着は順調に進んでいる。
「意味くらい調べなさいよ……」
戦兔も戦兔で、おかんキャラがチョコチョコ出てくるようになった。龍我も見捨てきれずに助けるし、かなりの世話焼きなんだろう。
立ち直りが早い
そして初っ端から、戦兔は龍我に図解付きでこれまでの流れをていねいに解説。やっぱり世話焼き属性だ。
「おお、分かった!」
龍我、戦兔の説明に納得。多分このセリフが出てくるまでに、数十回は説明を繰り返したに違いない。
あまり深く考える性格じゃなさそうなので、悩みもそんなに引きずらないんだろう。彼女のことについても、もう7~8割がた立ち直ってそうだ。
石動家の収入源
紗羽が鍋島の情報をつかんでくるも、全部デタラメだった。せっかくの調査が行き詰まってしまう。
と、これまで目立った動きのなかった美空が動く。
「皆、みーたんだよ♪」
美空、ネットでバリバリ活動するアイドルだった。特にバイトなどをしてる様子がなかった理由はこれか。
石動家が喫茶店の地下にたいそうな基地を作れたのも、多分娘のアイドル活動の収入があるからだろう。石動家とライダー活動の存亡は、実は美空の肩にかかっていた。
「この人のことを調べてね♪」
そうして、鍋島の情報を差し出すようファンに呼びかけ。収入源・スマッシュ成分の浄化・情報収集と、もはや美空がいないとライダー一味はまともに活動できない。
しかしネットアイドルがこんな堂々と諜報活動をしているのに、警察などは気付いていないのか。東都の治安力がちょっと心配だ。
東都の軍事力アップ
そんな東都は、ほかの西都・北都との水面下の攻防に四苦八苦していた。軍事力についても、少々の不安があるらしい。
「仮面ライダーは見つかったのか?」
ちょうどここに、良い軍事力がいた。東都の名物にもなりそうだし、一石二鳥だ。
が、ライダーが表に出てくると、裏の組織のことも色々明るみになるかもしれない。やはり無理か。
野次馬が参戦した結果
みーたんのファンから、スマッシュに関するタレコミがある。戦兔と一緒に、特ダネを狙う紗羽もついていく。
「これはイノキもびっくり!」
「黙って見てなさいよ!」
紗羽、もはや単なる野次馬だ。本当にまともな報道をする気があるんだろうか。戦兔もおかんモードになって呆れる始末である。
そして野次馬に注意を削がれたビルドは、敵から攻撃を食らう。今後は、紗羽の同行は禁止になるかもしれない。
龍我の才能
スマッシュから抜き取った成分をベストマッチさせることで、新しい能力が使えるようになる。が、戦兔はうまい組み合わせを見つけるのに苦労しているらしい。
「ベストマッチ!!」
そう言ってるそばから、龍我が数秒でタカ×ガトリングのベストマッチ発掘。この男、こんな隠れた才能を持っていやがったのか。
「動物と、機械!」
ベストマッチのコツは、あれこれ考えずにヒラメキと勢いで組み合わせてみることだったか。こういうときは単純ヤロウの方が強い。
凶悪な老人
みーたんの活躍により鍋島の情報をつかんだ龍我は、早速コンタクトを取る。しかし鍋島は、家族を人質に取られていた。
まずはその家族を助けるため、紗羽と共に密航船で西都へ向かう。
「おばあちゃん、こっちよ!」
「どう見てもおじいちゃんだろ!」
指名手配犯なので、一応変装もしている。が、こんな凶悪な老人がいたら逆に目立ちそうだ。
帽子とサングラスがあれば済みそうなところ、「変装=別人に化ける」という発想をする点は流石である。
静かにしてろ
船に乗り込む直前で、ガーディアンに邪魔されてしまう。そこへ戦兔が駆けつけ、一同は身を隠す。
「見返りを期待したら、もう正義じゃないぞ」
ガーディアンがすぐそばを捜索してるのに、のん気におしゃべりしている場合じゃない。見つかったらまた逃走しないといけなくなる。
それとも東都の警備ロボは、音声センサーが意外と鈍感なのか。これでは軍事力はもちろん、治安が不安なのもうなずける。
ズレたら痛そう
敵はガーディアンだけじゃなく、スマッシュも忘れてはならない。いきなり戦兔たちの目の前に現れ、襲いかかってくる。
「変身!」
戦兔は敵を引きつけ、龍我と紗羽を逃がす。自分はビルドに変身して、スマッシュとの戦いだ。
しかしどうでも良いが、変身のときにビルドの装甲と身体の位置がズレたりすることはないんだろうか。もし挟まったりしたらかなり痛そうだ。
次は未知の都、西都が舞台だ。東都を比べて、果たしてどんな発展を遂げているんだろうか。
そして戦兔は研究所に出向いている様子がないが、しっかり研究はしているのか。そろそろ氷室に怪しまれそうである。