枯れ女の自由奔放ライフ

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黒十字王(違う)のワナ。宇宙戦隊キュウレンジャー第41話感想

宇宙戦隊キュウレンジャー第41話「突入!惑星サザンクロス」の感想だ。

数々の試練もといお笑い回を乗り越え、ついにジャークマターの本拠地へ乗り込む。だが、基地を守る敵はさらに手強い。

最後の戦いが近いキュウレンジャー、まずは第一関門を無事に突破できるのか?

派閥を超える

まずは、基地を守るバリアーを破壊する。ラッキーはオリオンバトラーに乗り込むため、キュウレンオーはガルに任せる。

「オレとシーザーの相性は最高ガル!」

ガルとシーザー、いつの間にか仲良くなっていやがった。イヌ科とネコ科の二人の間に、どんな絆が生まれたのか。

「ラッキーを大事に思うもの同士、通じ合うんじゃの!」

やっぱりそこなのか。ラッキーの故郷からのエビソードは裏でずっと続いていた。ラッキーのタラシ能力恐るべしである。

 作戦会議?

無事にバリアーを破壊したレンジャー。今度は基地のゲートを開けるための作戦会議が開かれる。ささやかながら、スパーダの手料理付きだ。

「簡単なものでごめんね~♪」

みそ汁とおにぎり片手に、真面目な顔で話し合う一同。緊張しているのかいないのか戸惑う光景である。

だが軽食付きの会議というのは、リラックスできていい。日本の会社も、こういうスタルで会議をすれば皆もっと元気で働けるんじゃなかろうか。

朝からトラウマ

ゲートを開けるグループと入り口で戦うグループのふた手に分かれる。ラッキーやツルギ達はゲートを開けるために先へ進むが、カローの黒十字王もといサザンキングの精神攻撃にハマってしまう。

ツルギの前には、かつて命を落としたクエルボの幻が現れる。

「ボクは、君を恨み続ける………!」

怖い、怖すぎる。これはツルギも発狂するというものだ。

これはレンジャーだけでなく、視聴者への精神的ダメージも絶大だ。特撮はたまにこういう爆弾をぶち込んでくるから油断できない。

だだっ子

そしてラッキーの前には、父親であるアスラン王の幻が立ちはだかる。こちらも仲間を次々と血祭りにあげるなど、容赦がない。

「父と仲間、どっちを取る!」

あげく、仕事で忙しい彼氏に詰めよるヤンデレ彼女のようなことを言い出す。親にこんなことを言われたら、色々な意味でダメージを受けそうだ。できれば距離を取りたい。

トラウマパート2

しかし父を信じるラッキーは、幻影を破りサザンキングを撃破する。

「俺は父さんを信じる!」

みごとゲートを破壊し、仲間が戦う入り口へ向かうが……

「こいつと戦っちゃダメだ!」

謎の敵に仲間は皆やられ、さらにはガルが重傷を負わされてしまう。怒ったラッキーは戦いをしかけるが、その正体に目を見張る。

「父さん……!」

仲間をぶった切ったのは、他ならぬアスラン王だった。ドン・アルマゲに支配されていたという王道展開だった。

数分前に信じると言わせておいてからの、思い切った突き落としである。どこまで視聴者にトラウマを与えれば気が済むのか。

久々に味わった

ゲートは破壊したものの、レンジャーの傷も深い。父親がドン・アルマゲの家来である知り、ラッキーも悩む。

「父さん……」

「3・2・1オッキュー!!!!」

重苦しい空気からの、お気楽エンディング。一気に拍子抜けするこの感覚、久々に味わった。最後まで心が休まらないキュウレンジャーであった。

 

今週のキュウレンジャー・伝説のトラウマ回として語り継がれることは間違いない。先週のクソ野球回が遠い過去のようだ。

おそらく来週も、さらなるシリアス展開が待ち受けているんだろう。今から戦々恐々である。