ショウ司令、重体。宇宙戦隊キュウレンジャー27話感想。
宇宙戦隊キュウレンジャー27話「オリオン号でインダベーパニック!?」の感想だ
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ドン・アルマゲの秘密を探るべく、過去へ向かうメンバー。が、相変わらずのセキュリティの甘さのせいで大ピンチに陥る。
果たしてメンバーは、そもそもちゃんと過去に行くことができるんだろうか。
筋トレの効果はあるのか
オリオン号の過去組6人。目的地につくまで、やることが特に無い。そんな中でも、チャンプは筋トレに余念がなかった。
しかしメカのチャンプに、筋トレは果たしてどれくらいの効果があるのか。これは単なる暇つぶしだろうか。
伝説のサボタージュ
そんななか、例によってオリオン号に侵入者が。皆が捕獲に向かうなか、当然のように座して動かずのツルギは逆に潔いと思う。
「ツルギも行くんだよ」
「……何てこった……!」
しかしオリオン号には、働かないヤツにタダ飯を食わせるだけの余裕はない。これからもツルギは、どんどん雑用に使われることになろう。
言って良いのは「ダベ」のみ
オリオン号に忍び込んでいたのは、下っ端のインダベー達だった。超ブラックな職場に耐えかね、脱走してきたという。
「マスクを被ると言葉が制限されるんだべ」
コイツ等がだべだべ言ってたのは、マスクのせいという衝撃の事実が明らかになった。
どんなムチャ振りだろうが理不尽な仕打ちだろうが、言えるのは「ダベ」のみ。末端の職員には、四の五のいう権利がないのが厳しき現実である。
鍵かけろ
そんなインダベーたちは、レンジャー共が楽しくバーベキューをやっているスキを突いてオリオン号に侵入していた。この船には、ロック機能の1つもないのか。
鍵さえあれば、そもそも起こらなかったトラブル回も数話分ある。キュウレンジャーのストーリーは、ザルのセキュリティにも地味に支えられていた。
ナーガ総集編
一方の現代組は、ナーガの足取りを追う。
「ナーガは、今まで色んな感情を学んできた!」
そして突然始まる、ナーガオンリーの総集編。実はスタッフに愛されし男なのか。
まさかこれで、普通ナーガの見納めということはあるまい。総集編じゃなくて走馬灯だったら嫌だ。
伝説の安売り
これまで毎週のように登場してきた、数々のキュータマの解説も入る。
「伝説級に補助的だな!」
「説明する気がまるで無いな……!」
ツルギ、取りあえず伝説を付けときゃ良いと思っている。そして、何もコメントが浮かばなかったことをあっさり見抜かれている。
このままいけばツルギは、「伝説」と「何てこった」の二語だけで一話を切り抜けられるようになるかもしれない。ある意味伝説のヒーローだ。
キュータマの存在意義
さらにキーアイテムからイロモノまで、キュータマはピンキリだ。
「こりゃ本当に必要なのか……?」
果ては、キュータマを使う当人達にも存在意義が分からないものが一部ある。
しかし、特撮スタッフ自らがそこに突っ込みを入れて良いのか。よくスポンサーのストップがかからなかったものである。
そしてどうでも良いが、ガルだけ変なキュータマに当たる回数が多くはないか。やはりこれは、ガルの不運のせいなんだろうか。オトメキュータマ回はもう一度やってほしい。
なぜこのシーン?
(一応)ストーリーの節目だったので、ツルギ登場のくだりも振り返る。
「伝説のシーンということだな!」
確かに、いきなり半裸で出てくる新メンバーというのは伝説になると思う。微妙に筋肉質じゃない肉体が、長いコールドスリープから目覚めた感があってリアルであった。
ボケも冴えわたる
これまでの話を振り返っている間に、インダベーがオリオン号のコンピューターを不正に操作。一同は原始時代に不時着してしまう。
「あれがドン・アルマーゲか……」
明らかにただの恐竜だ。
スティンガー、いつの間にボケを習得したのか。あのツルギにツッコミを入れさせるとは、なかなかの腕前だ。
チャンプと一緒になってインダベーにサソリ固めを食らわすなど、兄貴を倒してからだんだんオチャメさが出てくるようになった。チャンプとコンビを組んだおかげで、新たな一面を見つけつつあるんだろうか。
ムチャするな
インダベー捜索中に腰をやった司令、肝心なところで仲間の足を引っ張る。
「お前ら相手に、変身する必要などない!」
仲間にムチャ振りをした末、己は腰の痛みで早々に戦いから離脱する。
「人の話聞けよ」
「司令、大人しくしててください」
挙句、いつもは優しいラプターとスパーダからも冷たくあしらわれる。スパーダに決めポーズのまま言い捨てられる辺り、かなり愛想をつかされてるんじゃなかろうか。
今回もオリオン号のセキュリティが原因で、丸々一話分を費やす結果となった。セキュリティネタでどこまで話が出来るのか、逆に気になるところだ。
過去も気になるが、現代のナーガの方がやはり気になる。早く来週になってくれないものか。