ちょいワルなナーガ。宇宙戦隊キュウレンジャー第33話感想
宇宙戦隊キュウレンジャー第33話「発進!バトルオリオンシップ!」の感想だ。
先週、シブい散りザマを見せたオリオン号。早く新しい船を手に入れないといけない。
レンジャー一同を待ち受ける、新たな出会いとは?
ホームレス
ジャークマターを滅ぼすには、ドン・アルマゲの居場所を突き止めるしかない。今のところの手がかりは、ナーガのうろ覚えの記憶だけだ。
「でも、宇宙船がないと……」
いつものオリオン号じゃなく、どこぞの倉庫でたむろするレンジャー一同。完全に不審者だ。
ドン・アルマゲ云々より先に、自分たちの寝床の心配をした方がいいんじゃなかろうか。
ちゃっかり司令
と、重いムードがただようレンジャーの元へ、久々のエリスがやってくる。
「ショウ様からの伝言じゃ!」
司令、ちゃっかりエリスを手なづけていやがった。
この様子だと、過去でもけっこう楽しくやっていたんだろう。3週間前の感動を返せ。
エセ外人
司令の伝言から、バトルオリオンシップの元へ向かうレンジャー。しかし、ジャークマターもただ黙ってはいなかった。
「オテツダイサセテイタダキマース!」
突如あらわれる、なぞのエセ外国人。ほぼ1週で倒されるアクダイカーンも、インパクトを残すことに必死だ。
しかし本当の海外の人は、こんな喋り方はすまい。一体これはどこから流行ったネタなのか。
フルタマンとは?
ニチアサの時間がズレたことで、たびたびCMで見かけるようになったフルタマン。ヒーロー本編をくうほどのシュールさだ。
あまりにも気になるので、そのうちレンジャーのゲストとして出すことはできないだろうか。
辛口
バトルオリオンシップでは、司令がコールドスリープされていた。これまでの活躍を紙芝居で解説してくれる。
「これは絶対にうそだ……!」
ナーガ、司令のホラをバッサリ切り捨てる。わざわざカメラ目線というところが念入りである。
しかしホラはともかく、作画レベルがムダに高い。この紙芝居、普通にバンダイから出しちゃくれないだろうか。
振り回されるレッド
カローのマゲラーにより、性格を変えられてしまったハミイ・スパーダ・バランス。さらには味方の言うことまで聞かなくなってしまった。
「こいつら面倒くせえ!」
混乱に乗じて、サラッと仲間をディスるラッキー。天真爛漫にみえて、意外に毒吐き属性だ。
こんな調子なので、戦闘でも勝手をやらかす。
「あーもーメチャクチャだー!」
そして決めポーズを無視され、うろたえるラッキー。大ざっぱにみえて、意外にデリケートなやつでもある。
学ぶナーガ
3人と一緒にいたナーガは、幸い性格を曲げられずに済んだ。もし攻撃を浴びていたら、また闇落ちの再来になるところだった。
「お前たちは手を出すな」
「手を出すなと言われちゃあ……!」
性格の曲がりをしっかり学んだナーガ。コントロールすることを覚える。
「皆いい感じに曲がった……」
背後からのほくそ笑みに、ナーガの成長を感じざるを得ない。感情を学習し、ちょいワルの一面が出てくるようになった。
遅い
新しい船も手に入れ、司令も無事に戻ってきた。が……
「司令に聞きたいことがある……チャンプはどうした?」
それだ。一番視聴者が聞きたかったことである。
スティンガーが代表して司令に聞かなかったら、こいつらそのまま忘れていた可能性もある。もうちょっと旦那のことを心配してもらいたい。
チャンプは一体どこへ行ったのか。そして、無事に仲間の元へ戻ってこれるのか?これは来週に期待である。