ビルドと愉快な仲間たち。仮面ライダービルド第1話感想。
仮面ライダービルド第1話「ベストマッチな奴ら」の感想だ。
夏休み明け、早速の新仮面ライダーが始動。今シーズンの仮面ライダーは、果たしてどんな活躍を見せてくれるだろうか?
誰か止めろ
いきなり巨大な壁が出現し、東都、西都、北都に分けられた日本。お互いの都市が、謎のパンドラボックスの解明にやっきとなっていた。
問題のパンドラボックスは、東都の研究所に厳重保管されている。
「これがパンドラボックスか~!」
と、そこへいきなりやってくる不審者。謎の箱に興味津々だ。
しかしなぜこの男を、傍らのガードマンは止めようとしないのか。ここももしや、セキュリティがザルの組織なんだろうか。
時間帯
研究所所長の氷室に突撃取材する、ジャーナリストの紗羽。謎の怪物スマッシュと、仮面ライダーの謎を追っている。
「では今からホテルで……」
物語開始5分も経たないうちに、朝から物議をかもすセリフが飛び出す。ビルド、初っ端から遠慮が全くない。
物語の謎は全く見えないが、氷室の親父が色々な意味で危険人物だということは良く分かった。来週以降も何が飛び出すか期待大である。
秘密基地
一方、仮面ライダービルドとして暗躍する戦兔。今は喫茶店の下に作った秘密基地に居候中だ。
入り口は、喫茶店の冷蔵庫。もし客がいたら、入るに入れない。
これなら普通に、カウンター裏にハシゴ製の出入り口を作った方が便利だったんじゃなかろうか。もしかしたら形から入るのが好きなヤツなのかもしれない。
コント?
天才物理学者の戦兔は、発明に余念が無い。早速お手製の携帯バイクを披露してくれた。
「それじゃ、レッツ……」
「ゴーしないでね」
が、頭の良さが若干偏っている。物理学者なら、室内でバイクを発進させたらどうなるかちょっと考えりゃ分かるだろう。
一年分居候した家賃の滞納分に続き、壁の修理費用まで増やしたいのか。やっぱり学者肌だから、金銭感覚には疎いのか。
本気か?
知識は偏っているが、やはり天才。東都の研究所の試験を満点でクリアし、見事就職に成功する。
「君にやってもらいたいのは、コイツの解析だ」
任された仕事は、パンドラボックスの解析。いきなりの大仕事だ。
だが、頭が良いだけで記憶喪失な出所不明のヤツにそんな最重要機密を任せて大丈夫か。氷室が相当な権限を握ってるか、やっぱり研究所のセキュリティが甘いかのどっちかに違いない。
ビルドの仕様
仕事の説明が一通り終わったところで、怪物のスマッシュが出現。戦兔は現場に向かい、ビルドに変身して戦う。
変身したり技を繰り出すときは、まずフルボトルをカシャカシャ振る。そして必殺技を繰り出すときは、ベルトのハンドルを回さないといけない。
ボトルを丹念にフリフリするのも大変そうだが、あのベルトのハンドルはちょっと邪魔くさい気もする。バイクに乗ってる途中で、木の枝などに引っかかったら大惨事が起きそうだ。
まず逃げよう
危機一髪のところで、ビルドに助けられた脱獄囚の龍我。無実の罪なうえに変な人体実験に巻き込まれたというが、誰も話を聞いてくれない。
「どうして誰も信じちゃくれねえんだよ!」
心中は察して余りあるが、目の前に自分を捕まえようとする追っ手が迫るタイミングである。今はまず、逃げることに集中した方が良いんじゃなかろうか。
人の話を最後まで聞かずに殴りかかってきたりするし、頭より先に手が動くタイプなんだろう。悪いやつじゃないとは思うが、勢いでウッカリやらかすことはあるかもしれない。
迷コンビ誕生の瞬間
そんな憎みきれない龍我を、放っとけなくなった戦兔。龍我と一緒に逃亡することを決める。
「逃亡犯になっちまった……」
身元不明人と脱獄犯のコンビが誕生。これからどんなベストマッチっぷりを見せてくれるのか楽しみである。
せっかく研究所への就職が決まったのに、裏で脱獄犯をかくまうハメとなってしまった。戦兔も大変だが、巻き込まれる居候先の石動親子も災難である。
これから1年、ビルドがどんな風に転がっていくのか期待したい。