夏の食中毒を予防するには、冷蔵庫を過信しないことが一番の対策。
梅雨から夏にかけては、食中毒が発生しやすい季節です。
「賞味期限に注意する」「生ものにはしっかり火を通す」「手洗い・うがい」など。色々な予防対策がありますが、一番注意すべきは「油断」ではないかと思います。
特にこの時期、冷蔵庫を過信するのは危険であると実感しています。
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もやしの様子がおかしい
私が食中毒に対する認識を改めたのは、先日作りおきのもやしの異変を目撃したためです。作ってから1週間経ったゆでもやしの様子が、何だかおかしなことになっていたのです。
タッパーの中の汁を確かめると、何だか妙にドロっとしている。ネバネバと化した茹で汁を見て、私はギョッとしました。
これまでも何度か作り置きをして、食べきるまでに1週間以上かかったことは何度もあります。それでも、一度もこんなことは起きませんでした。
巷では「作りおきの料理が傷んでしまった」「日持ちしないおかずは冷凍庫へ」という情報がたくさんあります。しかし食中毒など縁のなかった私は、「自分には関係ない」とすっかり油断していたのです。
ここ数日は暑苦しい日が続いていたので、そのせいかもしれません。いくら冷蔵庫といえど、近年の猛暑の前にはその保存能力にも限界がありました。
恐る恐る臭いを嗅いでみると、まだ異臭は発生していませんでした。未だタッパーに、半分ほど残されたゆでもやし。どうするか一瞬迷った後、私は臭いの方を信じてさっさと残りのもやしを片付けることにしました。
運が良かっただけ?
翌日の食あたりも覚悟のうえでしたが、幸いにも腹痛などの症状は出ていません。もやしはギリギリのところで、腐敗を免れていたようです。
しかし気付くのが後1日遅かったら、どうなっていたか分かりません。今回は、たまたま運が良かっただけだと思っています。
この件を反省し、夏の間はゆでもやしを封印。もやしは食べる直前にゆでるか炒めるかして、安全を期すことにしました。
(つい最近はとり皮と一緒に炒めてみましたが、けっこうイケました)
冷蔵庫の節電設定
なぜもやしが腐りかけてしまったのか。大きな理由の1つは、冷蔵庫の節電設定かと思います。
春の間は節電対策のために、冷蔵庫の冷房を弱めに設定。このおかげか、数百円な柄電気代の節約に成功していたのです。特に食べ物が傷むこともなかったので、夏もこれで乗りきれると高をくくっていました。
月の収入が数万円の今の経済状況、食中毒を起こして入院など死活問題です。月数百円と己の健康を秤にかければ、どちらを取るべきかは考えるまでもありません。
これがもやしでなく卵などだったら、本当に酷いことになっていたかもしれません。最悪の事態にならず、本当に良かったと思います。
素手でゆでもやしに触れる
もう一つの心当たりは、お皿によそうときに素手でゆでもやしに触れたこと。洗っていない手で食べ物に触れないのは、食中毒対策の基本とも言えます。
しかし大雑把な私は、「すぐ冷蔵庫にしまうし」とチョクチョク素手でゆでもやしをつかんでいたのです。素手といっても指でちょいとつまむ程度だったので、これくらいならと軽く考えていました。
けれどここから菌が繁殖し、わずかひと晩で食べ物がダメになった例はいくらでもあるのです。今後はちゃんと、洗った箸やスパチュラでよそおうと心に誓いました。
こんな油断の積み重ねが、思いもよらぬ事態を引き起こすのだと思います。何でも自己責任の一人暮らし、身の回りの対策はもっと真剣に考えるべきだったと反省しきりです。